2月6日に開催されたNASCAR ARCAシリーズのデビューレースを6位で終えたダニカ・パトリックは、13日にネイションワイドシリーズに出場することとなった。
「ネイションワイドシリーズへのレース参戦はここ2カ月の準備プロセスにおいてのゴールだった。でも、それが正しいことか確かめる必要があった」とパトリック。
パトリックは13日のデイトナでのレースのあと、そのまま2週連続でフォンタナ、ラスベガスのレースに出場。パトリックの出場するJRモータースポーツは、2009年、CJMレーシングのオーナーズポイントを引き継ぎ、パトリックはこの3戦についてグリッドを確保している。
JRモータースポーツのゼネラルマネージャー、ケリー・アーンハートは「ダニカは、この2カ月のハードワークによって、彼女が高いレベルでのストックカーレースを戦えることを証明した」とコメント。
当初、特殊なリストリクタープレートやスプリントカップ出場選手が多数参戦することなどから、デイトナでのネイションワイドシリーズデビューはないと見られていたパトリック。しかし、前回のレースでスピンから立て直し、前方集団のパックの背後につけるなど、自信を得たパトリックは、シリーズデビューをNASCAR最大のデイトナ500の前日のレースへと変更した。
ARCA戦に出場前のパトリックは「多くの人がいるから(デイトナは)スタートには適切ではないと思う。異常なレースでカップの選手もたくさんいて、その人たちをアクシデントに巻き込んでしまいたくない」と語っていたが、順調にレースを戦えたことで懸念材料がなくなったようだ。
なお、パトリックと同じARCA開幕戦でNACARデビューをしたネルソン・ピケJr.はこのレースをトップから13週遅れの27位で終えている。