スーパーGT500クラスにホンダHSV-010 GTで参戦するチーム国光は14日、東京オートサロン2012の会場で2012年の体制を明らかにした。今季も伊沢拓也/山本尚貴のコンビは不動で、3年目のラインアップで臨むことになる。
2010年から伊沢/山本のコンビでスーパーGT500クラスに参戦するチーム国光は、2011年はシリーズ戦で苦戦を強いられるも、光る速さをみせJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPではレース2で伊沢が後続を抑えきり優勝を遂げた。
そんなチーム国光は、2012年も長年チームを支えるスタンレー電気のブランド『RAYBRIG』のスポンサードで、車名もRAYBRIG HSV-010のまま、伊沢&山本コンビも継続。タイヤはブリヂストン、メンテナンスもM-TECのままと、不動の3年目のシーズンを迎えることになる。
「2012年も今までと同じ体制で戦える事を嬉しく思います。2011年シーズンは思うような結果を出せない時も多かったですが、みんなが同じ方向を向いて頑張った事で、JAFグランプリではチームの力を結果で証明する事ができました。この1勝は自分にとって大きな物でした。今シーズン目指す場所はひとつです。個人としては速さにこだわっていきます」と伊沢。
また、スーパーGT参戦3年目となる山本は「今シーズンもチーム国光の一員としてスーパーGTシリーズに参戦できることに嬉しさ、そして感謝の思いでいっぱいです。国光監督にお世話になってから今年で3年目。パートナーも引き続き伊沢選手と組ませて頂けるのでとても心強いです。速さと強さをもっともっと磨いて、今シーズンは何としてでも伊沢選手とともに表彰台の一番高いところに上りたいです」と抱負を語る。
2012年もチームを率いることになる高橋国光監督は「おかげさまで二人の選手も厳しいシリーズを戦うにつれ頭角を現し、表彰台を獲得する事ができました。2012年もチーム国光を支えていただける方々、そしてファンの皆様のご期待に応えるべく『勝利』を目指し、チーム一丸となって戦って参ります」とコメントしている。
今季、他のホンダ勢はドライバーラインアップに変更があることが予想されるが、不動の陣容を早々に発表したチーム国光。若手コンビ渇望の“勝利”を早く手に入れたいところだ。
