27日、富士スピードウェイで行われた『TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2011』では、豊田章男社長がドライブし、サプライズでお披露目したトヨタ86(ハチロク)に注目が集まったが、会場では早くもレース仕様車が展示されていた。
トヨタのひさびさのFRスポーツということもあり、モータースポーツへの活用へも大いに期待が高まっている86。会場には、改造範囲の違いによりN0(ゼロ)、N1とふたつの仕様の車両が展示されていたほか、FT-86としてニュルブルクリンク耐久シリーズに出場したマシンも走行した。
N0、N1の車両については、将来ワンメイクレースの開催なども期待されるところだが、現在のところまだ予定は決まっていない様子。ただ、『TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2011』でドリフトパフォーマンスをみせた織戸学は、今季まで使用していたMAXスープラに替わってこの86でD1車両を作る意向があるようだ。
共同開発されたスバルBRZとともに、デビュー後のモータースポーツ界での活躍が楽しみな86。今後のアナウンスに注目したいところだ。