スクーデリア・トロロッソのチームプリンシパル、フランツ・トストは、ハイミ・アルグエルスアリは近いうちにQ2入りを目指せるようになるだろうとの期待を示した。
トロロッソはドイツGP後にセバスチャン・ブルデーを解雇し、後任として元イギリスF3チャンピオンのアルグエルスアリを起用した。アルグエルスアリはハンガリーGPで走行するまで、F1の経験はストレートラインテストしかなかった。
現在のF1ではシーズン中のテストが禁止されているため、経験のないままF1デビューを迎えることになったアルグエルスアリに懸念の声が上がったものの、彼は堅実な走りを見せ、チームメイトのセバスチャン・ブエミよりひとつ前の15位で完走した。
この結果にトストは満足しており、アルグエルスアリを評価する発言を行った。
「ハイミはデビューレースで完走するといういい仕事をした。彼は今週末多くのことを学んだはずだ。我々が考えていた彼の最大の目標はそこにあった」
「彼にはあと2戦必要だ。2戦出走した後、彼はQ2に進出できるだろうと期待している」
アルグエルスアリ自身も、F1初レースで完走を果たせたことを喜んでいる。
「完走できてすごく嬉しい」とアルグエルスアリ。
「でも最後の5周は、体力的にものすごくきつかった。マシンを速く走らせ続けるのが大変だったけれど、とても満足しているよ。15位はそれほど悪くない。でも、一番の目標は、ミスせず、自分のペースを維持して70周を走りきることだった。たくさんのことを学んだが、F1には“これはきついな”と思うような面がいくつかあったことを認めなければならないね」
