トニー・カナーンと昨年の冬に契約し2011年のIZODインディカー・シリーズに参戦予定だったド・フェラン・ドラゴン・レーシング。先日、スポンサー不足によりトニー・カナーンの離脱が報道されたが、ド・フェラン・ドラゴン自体も代替のドライバーを立てず今季のインディカー参戦を断念。さらにチームを解散することを明らかにした。

 オーナーを務めるジル・ド・フェランは、トニー・カナーンと昨年の年末にブラジル・サンパウロで契約を発表。2004年のチャンピオンドライバーをドライバーに迎え、チームは新シーズンに向けて準備を進めていった。

 しかし、今週にシリーズ参戦への必要な資金の誘致に失敗したことを明らかにし、カナーンの新天地でのシートは失われてしまった。ド・フェランは、「トニーと私が契約を発表した時、我々は財政的な問題をクリアしなければならないことをわかっていた。我々は最善の努力をしたが、スポンサーを確保することができなかった。我々の今後のプランは不明確だ」とコメント。

 今季のインディカー・シリーズ参戦を断念していたド・フェラン・ドラゴンは、さあらにアメリカのメディアに対しチームを公式に閉じることを明らかにした。

「オフシーズンからスタッフ全員でマシン開発を進め、今シーズンは良いシーズンを過ごせると確信していただけに残念だ。信じて欲しいのは、シーズン半分の参戦、インディ500、あるいは後半戦のみなどできるかぎりのシナリオを検討したが、それを成立させることはできなかったんだ」とド・フェラン。

「個人的に言えば、レースを愛しているし、それは常に私の人生なんだ。インディカーを愛しているんだよ。しかし、将来についてはどんな決定も即座にするつもりはない」と語り、将来チームを復活させるどうかを思索するにはまだ早いと考えているようだ。

 2000年と2001年にチャンプカーでタイトルを獲得し、2003年にはインディ500で優勝を果たしたジル・ド・フェランが、2009年に立ち上げ、アメリカ・ル・マン・シリーズに参戦していたド・フェラン・レーシング。2010年からルクソ・ドラゴン・レーシングと合併し、ド・フェラン・ドラゴン・レーシングとしてIZODインディカー・シリーズに参戦。ラファエル・マトスがドライバーを務め、サンパウロとワトキンスグレンでの4位が最上位だった。

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