今年のF1マシンは、かなり速いらしい。

 明日からいよいよF1の新しいシーズンが開幕する。レギュレーション変更でパワーユニット(PU)、空力デザインに大変革が加えられ、例年以上に高い注目を集めるシーズンの幕開けである。

 この、昨年とは大きく容貌が変わったF1マシンは、とてつもなく速い。それは、最高速のことだ。渡豪前に日本に立ち寄った小林可夢偉は、こう話していた。

「(今年のF1は)今までのF1とは音も、操作も、ダウンフォースも全然違う。特にダウンフォースレベルは、昨年までのモンツァ並み。それで普通のコースを走るんですよ。直線も速くて、フェラーリはバーレーンで336km/hも出てました」

 バーレーンで336km/h!? 海外の報道を見れば、338km/hとか、339km/hとかいう数字も散見されるが、いずれにしてもこれは速い! どのくらい速いのかと言えば、昨年のフェラーリの予選最高速は313.5km/hだったので、23km/hも速くなっているわけだ(ちなみにモンツァでの最高速は338km/hで、まさにモンツァ並みの最高速が出ていることになる)。今年から変更になったパワーユニットの影響がどれほどかは分からないが、可夢偉が言うようにダウンフォースが大きく削減されているのは間違いないだろう。

 ただ、昨年と比べてそれほど最高速が上がっていないチームもある。レッドブルやザウバー、マルシャなどがそれで、317km/h~313km/hだったようだ。つまり、最高速トップのフェラーリから、20km/h以上も遅いということ。昨年の差は10km/h程度だったから、10km/h以上も差が広がってしまったことになる。仮にテストと同様の速度差が開幕戦で出てしまえば、トップスピードが遅いマシンは速いマシンにストレートであっさり抜かれ、逆にコーナーで差を詰めたとしても、オーバーテイクに繋げるのは難しいはず。

 開幕前日の今日時点、テストが好調で、昨年と変わらないレベルのラップタイムを記録して見せたメルセデスとウイリアムズの下馬評が高い。彼らは、最高速もフェラーリに劣らない数値を記録しており、なおかつラップタイムはフェラーリのそれよりも約1秒速い。つまり、ダウンフォースレベルに差があるということを示していると読み取れ、この2チームの優位性を示しているとも言えそうだ。

 テストで各チームがどんなプログラムをこなしていたのかは分からず、条件が同一だったとも言い切れない。だから、オーストラリアGPがここまでの推測の通りになるかどうかは分からない。ただ、唯一言えるのは、今年のマシンの最高速が“ものすごく速い”ということ。スピードはある意味、F1の醍醐味。明日開幕するオーストラリアGP、ぜひ最高速にもご注目いただきたい。

 開幕まで、あとわずかだ。

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