F1シンガポールGPからF1のレースシートに復帰することになったニック・ハイドフェルドは、レースを翌週に控え「マシンに戻ってレースをすることが待ちきれないよ!」と興奮を語っている。
今季のハイドフェルドは、メルセデスGPのリザーブドライバーを経て、来季F1に参入するピレリタイヤのテストを行い、直後古巣であるザウバーへの加入が決定。ペドロ・デ・ラ・ロサに代わって、小林可夢偉のチームメイトとなった。
そんなハイドフェルドは、「今は再びレースに戻るのが待ちきれないよ」と興奮している様子。「今回、最初に戦うことになるシンガポールは自分にとって特別なボーナスだととらえているんだ。2年前、初めてこのレースを戦ったときからこのトラックはお気に入りのひとつになったんだ」
「ただでさえ市街地コースで要求が多いのに、路面のバンプが引き起こす挙動がすごく面白いんだ。夜の雰囲気もすごく壮大だしね」
ハイドフェルドは昨年までBMWザウバーの一員としてチームに所属していたものの、今季のC29についてはドライブしていない。サーキットがマシンにどれほど合うのかについてハイドフェルドは次のように語る。
「もちろん、マシンをドライブしていないんだからサーキットでどれほどのパフォーマンスを発揮できるかは想像もできない。でも、チームから与えられた情報をまとめると、モンツァよりもパフォーマンスが良くなければいけないんだ」
「そうそう。もうひとつポジティブなことがあるよ。それは、去年までの自分のシートが使えるんだ。これは仕事をひとつ減らせるなんてものじゃないからね。シートがちゃんと合うまで、微調整を繰り返さなければならないんだ」
「それに、今はジェームズ・キー、そして新たにチームメイトとなる可夢偉と働くことを本当に楽しみにしているよ」