ポルシェ モータースポーツ ニュースレター
ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)の「モータースポーツニュースレター」では世界各地のポルシェ モータースポーツイベントに関する情報を定期的にお届けしております。
ポルシェ インテリジェント パフォーマンス:911 GT3Rハイブリッドがニュルブルクリンクで初勝利を獲得
5月28日に行われたニュルブルクリンク・ロングディスタンスチャンピオンシップの第4戦において、ワークスドライバーのマルコ・ホルツァー、リヒャルト・リーツ、パトリック・ロングは、最適化されたポルシェ911 GT3 Rハイブリッドを駆り、ポルシェのハイブリッドレーシングカーにとっての初勝利をもたらしました。4時間におよぶレースの中で、ほほ全てのライバル達が3回の給油を余儀なくされたのに対し、この革新的なポルシェのレーシングカーは、その優れた効率性によりわずか2回のピットストップで完走し、優勝いたしました。
ブランバン耐久シリーズ:ポルシェのドライバー3名がトップを維持
新しいヨーロッパGTシリーズの第2戦が5月22日にスペイン北部のナヴァーラで行われ、ポルシェ カップの優勝者であるジャンルカ・ローダ、パオロ・ルベルティ、ラファエル・ジャンマリアがポイントリードを維持する結果となりました。1周3.9kmのサーキットにおいて102周、3時間におよぶバトルの末、アウトオルランド・スポーツの911 GT3 Rを駆るイタリア人トリオは、優勝したチームから25秒遅れでゴールしました。ローダと彼のチームメートは、モンツァで行われた初戦では勝利を飾っています。
フランスGT選手権:ベルトワーズとパスカリがポイントのリードを維持
ディジョン・プレノワで開催されたフランスGT選手権の第3戦(5月13-15日)で、アンソニー・ベルトワーズ/ローラン・パスカリ組はプロGTバイ・アルメラからエントリーした911 GT3 Rをドライブして2度目の3位に入り、ポイントのリードを維持しています。一方、タイトルの防衛を狙うパトリック・ボルンハウザー/ローラン・グロッピ組は、ライブル・コンペティションの911 GT3 Rで第1レースを走り、ランキング2位につけています。
オーストラリアGT選手権:2度の週末でポルシェが2勝を獲得
シドニー西部のイースタンクリークレースウェイで行われた第3戦(5月28-29日)で、デビッド・ウォールが総合優勝を果たしています。この有名なGT選手権において、ポルシェ911 GT3カップSは土曜日の第1レースを2位でフィニッシュし、コースの一部がウェットコンディションであった日曜日のレースではトップでゴールしています。メルボルン北部のウィントンで行われた第2戦(5月21-22日)では、ウォッカOレーシングの911 GT3カップSを駆るディーン・グラントが総合優勝を獲得しました。
ポルシェ モービル1スーパーカップ:タイトルホルダーがモナコの週末で完璧な走り
ヴェルティンス・リヒナーレーシングのポルシェ911 GT3カップをドライブするルネ・ラストは、F1モナコGPのサポートレースとして開催されたスーパーカップの第3戦(5月29日)でポール・トゥ・フィニッシュ、ファステストラップと完璧な走りを見せ、優勝しました。英国出身のニック・タンディは2位で16周を走り終え、シリーズポイントにおいて首位に立ちました。その前週にF1スペインGpのサポートレースとしてバルセロナで行われた第2戦を制したのは、同じ英国人であるショーン・エドワーズでした。
カレラカップ ジャパン:安岡秀徒が無敵の強さを証明
2010年の最終戦と2011年の富士スピードウェイに続き、5月21-22日に岡山国際サーキットで行われた2つのレースで安岡秀徒が連勝を飾りました。安岡は、ポルシェ ジャパンの若手育成ドライバーとしてライバルだけでなくファンからも多大な注目を集めています。昨年度クラスAで惜しくもタイトルを逃した安岡は、岡山の両レースにおいてポールポジションからスタートし、ファステストラップもマークしました。安岡に続き2位にはAkiraが、3位には神取彦一郎が両レースで入っています。
カレラカップ アジア:アレキサンドレ・インペラトーリが4連勝
中国の珠海で5月27-29日に開催された第2戦では、24歳の新人であるアレキサンドレ・インペラトーリが終始リードするレース運びとなりました。スターチェイスの911 GT3カップを駆り、2つのレースで優勝しているこのドイツ系スイス人ドライバーは、4連勝を果たし圧倒的な強さを見せつけています。澤 圭太は、2010年モデルのGT3カップで両レースともに2位でフィニッシュしています。マカオ出身のロドルフォ・アビラは3位を死守したため、ポイントランキングでは2位に付けています。
カレラカップ ドイツ:タンディに刺激され、ベーケモレンがホームで勝利
ザントフォールトで開催された第2戦では、オランダ人ドライバーのジョルン・ベーケモレン(チームドイチェポスト・バイ・トリミット)が終始リードを保ち鮮やかな勝利を収めました。2位に入ったのはマルティン・ラジンガーで、ベーケモレンとの差は3.3秒でした。しかしながら、砂丘につくられたこのサーキットを19周走る中で最も注目を集めたのは、シーズンの初戦を制したニック・タンディです。最終グリッドからスタートしたダンディは、電光石火の走りを見せ3位でフィニッシュし、ポイントをリードしています。
カレラカップ フランス:ケビン・エストレが再び2つの勝利を獲得
5月15日に行われたレースでは、ASイベントの911 GT3カップをドライブしたケビン・エストレがまたもやレースを支配しました。ディジョン・プレノワの高速サーキットで2つの勝利を挙げたことと、それぞれのレースで年間最速ラップをマークしたことにより、エストレはシリーズポイントでのリードをさらに広げました。ノガロで2つの勝利を挙げた後、このフランス人ドライバーは最近行われた4つのレースで無敗を誇っています。
カレラカップ イタリア:マルコ・マペッリが初勝利
圧倒的な強さでチェンピオンに輝いたアレッサンドロ・バルツァンは、北イタリアのブレシアに近いアウトードロモ・ディ・ファランチャコルタツァで開催された第3戦で、Ebimotorsの911 GT3カップを駆り、シーズン2勝目を挙げ、ポイントリードを維持しました。続く第2レースでは、バルツァンのチームメートである23歳のマルコ・マペッリが初勝利を獲得しました。マペッリは昨年のイタリアGT選手権でカップクラスを制していますが、今年からカレラカップ イタリアに参戦しています。
カレラカップ スカンジナビア:ロビン・ルドホルムが好結果を維持
スウェーデンのマントープで行われたレース(5月21-22日)で、ディフェンディングチャンピオンのロビン・ルドホルム(31歳、エックスランダー・レーシング)が3連勝を挙げ、22歳のユーアン・クリストフェルション(クリストフェルション・モータースポーツ)と、彼のチームメートである20歳リヌス・オールソンに対するポイントリードをわずかに広げました。
GT3カップ チャレンジ カナダ:20番目のワンメークシリーズが華々しくスタート
カラボギー・モータースポーツパークで行われた2つのスプリントレース(5月14-15日、オンタリオ)により、GT3カップ チャレンジ カナダの第1シーズンが開幕しました。マルコ・シローネの猛烈なアタックをかわしたスピード・マーチャント/フィオラーノ・レーシングのパイロットであるペリー・ボルトロッティは、現行型911 GT3カップカーを対象としたプラチナカップクラスの各予選レースで勝利を収めています。オールドモデルを対象にしたゴールドカップクラスの各予選レースでは、ウィンホー・モータースポーツレーシング/マクドナルドのGT3カップを駆った、マーティン・ハーヴェイがトップでフィニッシュしました。
