2009年のタイトルを獲得したジェンソン・バトンはいまだブラウンGPとの契約延長には至らず。マクラーレンへ移籍し“オールブリテンチーム”を形成などというウワサが流れる中、バトンは金額ではなく、勝てるマシンがあることの方が契約にあたって重視していることだと語った。
「子供の頃はいくら稼ぐかについて夢見たことなんてなかった。来シーズンはタイトルを獲れるマシンで走ることを目標にするということだ」とデイリー・テレグラフにバトンはコメントしている。
マクラーレンからのアプローチがあったかという質問についてバトンは返答を避けたが、それまでの800万ポンド(11億8470万円)から300万ポンド(およそ4億4430万円)へと減額を受け入れたサラリーを回復できるようにブラウンを説得中だという。
「他のF1チームからアプローチを受けていること確か。でも、その内容を明かすことはできない。僕はまだ現所属チームと将来について交渉の席に着いていないから、それはアンフェアだ。まずはレースが終わってから。
チームはチャンピオンを獲得して、それにまつわるいろいろなお金の存在がある。でも、最初に言ったようにお金が最重要ではないんだ」
タイトルを獲得してひとつの目的を達成したバトンは、新しいことに挑戦したいと言いつつ、それがマクラーレンでのルイス・ハミルトンとのイギリスチームのことだけを指しているわけではないと言う。
「今は不思議な心境だ。これからどこを目指すんだろう? 新しいチャレンジをしたいね。でも、それはルイスのことを指しているのではなくて、全般的についてだよ」
