ドイツでのタイヤ脱落事故を受け、安全性向上のためにピットストップの最短時間を設定するという提案があったものの、全F1チームからの同意は得られず、否決された。

 ドイツGP決勝でピットストップを行ったマーク・ウエーバーのマシンからタイヤが脱落、ピットにいたフォーミュラワン・マネジメントのカメラマンにタイヤが当たり、彼は骨折などの怪我を負った。

 この事故を受けて、安全性向上のためにいくつか規則変更が導入され、ピットレーンへの立ち入り制限、ピットレーンの制限速度の変更などが決まっている。

 ハンガリーGP前の木曜、チームマネージャーミーティングにおいて、さらなる提案について議論がなされた。そのひとつは、短縮化されつつあるピットストップ時間に制限を設けることで、タイヤ交換のミスを減らすというものだった。

 しかしこれに関しては、タイヤ交換を比較的余裕を持って行ったとしても必ずしもミスがなくなるとは限らないとして、全チームの同意が集まらなかった。

 2009年ハンガリーGPでルノーがフェルナンド・アロンソ車にタイヤを適切に装着しないままコースに復帰させた一件が例に挙げられ、当時はレース中の給油がありピットストップの時間がそれほど短くなかったにもかかわらず、ミスが起きたとの主張がなされた。

 ピットストップタイムの制限は導入されないものの、FIAは、タイヤを適切に装着しないままマシンをピットから送り出したチームには10グリッド降格のペナルティを科すことを決めている。

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