ピレリは、2017年以降のF1活動に関する商業契約を交わしたことを正式に発表した。

 現在、F1の公式タイヤサプライヤーを務めるピレリとF1の契約は2016年末までとなっている。

 今年6月、FIAは2017年から2019年のF1タイヤサプライヤーの募集を行い、現行のピレリに加えてフランスのミシュランも申請書を提出。その後、両者はFIAによる技術面と安全面の審査を経て、F1商業面のボスであるバーニー・エクレストンとの交渉に入っていた。

 ピレリは11日、ロシアGPの決勝スタートを前に、2017年から2019年にかけての契約を結んだと発表した。

「2017年から2019年にかけてF1活動を継続するための商業契約をバーニー・エクレストンと締結できたことを嬉しく思う。今後はFIAとの公式な手続きを進めていく予定だ」と、ピレリのモータースポーツディレクターを務めるポール・ヘンベリーは語っている。

 今回の発表はあくまで商業的なものだが、「F1活動を継続するため」と記されていることから、ピレリがミシュランとの争いに勝利し、契約を勝ち取ったことはほぼ間違いない。

 ピレリのF1タイヤは、これまでに耐久性やパフォーマンス等が何度か問題視されてきたが、エクレストンはF1のショー的要素への貢献に常にオープンだったピレリを当初から支持していた。

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