IZODインディカー・シリーズに長年ワンメイクタイヤを供給してきたファイアストンは4日、今年限りでのインディへのタイヤ供給を終了すると発表していたが、その決定が翻り、2013年まで供給を行うと明らかにした。
このオフシーズンに入り、インディカー・シリーズからの撤退が噂され、3月4日に正式に2011年限りでのタイヤ供給の終了がアナウンスされていたファイアストンのインディカー・シリーズ用タイヤ供給。
しかし、この決定はインディカー・シリーズはもちろん、参戦チームにとっては2012年からの新レギュレーション導入にともない変化が多くなるため、チーム側はファイアストンに対し、「必要な事柄は協力する」と翻意を要求。ファイアストンはこれに応じ、2013年までタイヤ供給を続けるという。
「先週、お互いの組織が将来の活動に向け、長期的な決定を下さなければならないデッドラインにいた。週の前半から、チームオーナーたちとの間に会議をし、今回の合意に至った。我々はファイアストンが再び一体となって我々と歩むことが決まり本当にハッピーだ」とインディカー・シリーズのランディ・バーナード。
「インディカー・シリーズは、我々の長期的な成長のためにファイアストンがタイヤを供給してくれることが全員に利益をもたらすと思っている」