ARTA Project
第4戦 SUGO 決勝レポート(GT500)

リタイアするも後半戦に希望

 午前のフリー走行ではアンダーステアの症状が残っていたが、セット変更によりだいぶ操縦性が向上した。チームはフリー走行のデータを元に、良いと考えられるセットを出して決勝に挑んだ。

 スタートドライバーは小林崇志。スタート直後にトップグループの数台が1コーナーで接触し、小林は順位を二つ上げてストレートに戻ってきた。小林はトップグループに匹敵するラップタイムで周回したが、前のグループをなかなか攻略する事が出来なかったので、チームは作戦変更のため10周ほど早めにルーティンのピットインを行うことになった。

 ラルフ・ファーマンは前がクリアの状態でラップタイムと順位を上げるべく必死にプッシュしたが、コースインをした2周目の最終コーナーでコースアウトしてクラッシュしてしまった。ピットまで戻ってきたものの、マシンを修復する事が出来ず、残念なリタイアとなってしまった。マシンバランスは今までで一番良い状態になってきたので、次の鈴鹿では実力を発揮したい。

鈴木亜久里監督のコメント
「午前の走行で良いセットが見つかったので、決勝のラップタイムが非常に良かったんだけど、この結果にはガッカリしたね。不本意な成績が続いて非常に危機感を感じています。後半戦はこのような結果にならないようにしたい。マシンの良いセットが見つかったので、後半戦は良い結果につなげられるよう頑張ります。」

伊与木エンジニアのコメント
「前半のスティントで小林が頑張ってくれてHSV-010の中ではトップのベストラップを記録し、マシンバランスも悪くは無かったのかなと思っています。しかし、前のグループに追いついてしまい、なかなか前に出る事が出来なかったので早めにピットに入れる事にしました。ラルフはタイヤが暖まる前にプッシュし過ぎてリアがスライドしてクラッシュしてしまいましたが、マシンのバランスは良さそうなので次の富士のテストまでに準備を進めたいと思います。」

ラルフ・ファーマン選手のコメント
「冷えたタイヤで順位を上げようとプッシュしたが、最終コーナーで大きく姿勢を崩してしまいクラッシュしてしまった。皆に申し訳なく思っています。今シーズンは上手くいかないレースが多いですが、次回の鈴鹿で挽回出来るように頑張ります。」

小林崇志選手のコメント
「スタートも上手く決まって、マシンのバランスもかなり良くなっていたのですが、前の集団に追いついてしまい、早めにピットインする事になりました。ラルフさんに代わって、結果リタイアという事になり残念ではありますが、マシンのバランスが良いので、次回の鈴鹿では良い結果が出せるように頑張りたいです。」

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