フェラーリのチームプリンシパル、ステファノ・ドメニカリは、フェルナンド・アロンソがマシンのパフォーマンスが低い時期にもモチベーションを失わずに状況の改善に取り組んできたことにチームは助けられたと語った。

 シーズン序盤、F2012のペースはライバルたちより大幅に劣っていたが、フェラーリは必死に改善に取り組み、パフォーマンスの向上を成し遂げた。アロンソもチーム上層部も、まだ最速のマシンではないと認めているが、ドイツGPで今季3勝目を挙げたアロンソはドライバーズランキング首位に立っている。

 ドイツGPではスタートからフィニッシュまで、セバスチャン・ベッテルとジェンソン・バトンが後方から僅差で攻め立ててきて、一瞬も気が抜けなかったと、アロンソは語っている。ドメニカリは、もっとドライバーが楽に勝てるようマシンをさらに改善する必要があると述べた。
「67周予選ラップを走り続けるようなレースだった。これを見ると、フェルナンドのパフォーマンスはかつてないほど高いレベルにあることがわかる」とドメニカリ。
「彼は今とてもいい状態にある。我々はこの勢いをできるだけ長く保つ努力をしなければならない」
「我々のマシンがまだ最速でないことは事実であり、私もそれは分かっている。マシンが最速ならもっと簡単に勝てただろうからだ。もっとマシンを改善しなければならない。今シーズンのタイトル争いは接戦だから、一戦一戦前進していく必要がある。そうしなければポイントを失うだろう」
「ライバルは強力だ。今回はトップ3台が2、3秒差の中にいた」

 ドメニカリは今季序盤マシンに力がなかった時期にもアロンソが決してモチベーションを失わなかったと褒め称えた。
「今シーズン序盤の苦しい時期にあっても、フェルナンドがチームへの信頼を決して失わなかったことが重要だった。あのころのクルマはクルマとはいえないものだったよ!」
「しかし彼は常にモチベーションを高く持ち、仕事に集中していた。チームがプレッシャーにさらされているとき、そういう姿を見られるのはとてもありがたいし、それがプラスにつながる」
「我々はマシンを改善させるという大仕事に取り組まなければならなかった。だがそんな時に、チームの一員であるワールドチャンピオンが、チームの作業を正しい方向へと強く導いてくれた。それは重要なことだ。我々は彼に心から感謝している」

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