1995年から1996年までF1に参戦したフォルティ・コルセのチーム代表を務めたイタリア人、グイド・フォルティが72歳で亡くなった。
フォルティは1970年代後半、パオロ・グエルチと共同でチームを創設し、イタリアのフォーミュラ・フォードやイタリアF3に参戦。エンリコ・ベルダッジアやエマヌエーレ・ナスペッティ、ジャンニ・モルビデリなどを輩出した。
その後1987年には国際F3000に参戦を開始し、合計9勝をマーク。1995年には、チームのドライバーであったペドロ・ディニスを支える豊富な資金をバックにF1へステップアップ。フォルティ・コルセFG01・フォードを投入した。
しかし、競争力が乏しいFG01はディニスとロベルト・モレノをポイント圏内に送り込むことができず、翌年ディニスがブラジルマネーとともに移籍すると財政的にも困窮。FG03を投入しルカ・バドエル、アンドレア・モンテルミーニの手で参戦させるも、96年限りでF1から撤退。裁判で争われるまでになった。
グイド・フォルティ自身は、チームがF1から去った後もユーロF3000に姿をみせ、チームマネージャーとして02年から03年にサーキットに戻っていた。哀悼の意を表したい。
