フォース・インディアは、知的財産を侵害したとして、ロータス・レーシングの親会社、エアロラブ、マイク・ガスコインらに対して訴訟を起こしたことを明らかにした。

 エアロラブは昨年9月までフォース・インディアと契約し、空力の専門技術を提供していた。ロータスは2010年のF1デビューに向け、エアロラブの風洞とエアロモデリング施設を使用していた。エアロラブはフォンドテックの施設内にあり、フォンドテックはロータスと契約し、フォース・インディアの元テクニカルディレクター、マイク・ガスコインの下でマシン製作を行った。
 昨年ロータスが風洞モデルの写真を発表した後、フォース・インディアの関係者が2009年型VJM02との類似を指摘、フォース・インディアの知的財産が侵害されたのではとの疑問がありチームは状況を見守っていると発言していた。

 2日、フォース・インディアは声明を発表、ロータスらに対する民事訴訟手続きを開始したことを明らかにした。声明には以下のように記されている。
「フォース・インディアF1チームは、イギリスにおいて、1マレーシア・レーシング・チームSDN BHD(マレーシア企業)、1マレーシア・レーシング・チーム(UK)リミテッド(ロータス・レーシングの親会社)、マイケル・ガスコインおよびエアロラブSRLに対して民事訴訟を起こしたことを明らかにする。さらにフォース・インディアは、秘密情報の開示に関する申し立てを2009年12月にイタリアの所管官庁に提出し、調査が行われていることも認める」
「フォース・インディアは、ロータス・レーシングが、フォース・インディアF1チームの許可を得ずに現在のロータスT127シャシーの風洞モデルのデザインにおいて、エアロラブおよびフォンドテックの設備およびデータを使用することによって、フォース・インディアF1チームの知的財産(コンポーネントやブリヂストンがフォース・インディアF1チームに独占的に使用を認めたタイヤを含む)を利用し、そこから利益を得ていたと確信している」
「フォース・インディアは、これは非常に重要な主張であり、裏づけとなる証拠なしにこのような手続きをとることはないと明言する」

 また、フォース・インディアは、同チームとエアロラブとの間で、契約解除に関する訴訟も進行中であると述べている。

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