2009年F1シーズン開幕が約2週間後に迫る中、フラビオ・ブリアトーレは、新たな空力レギュレーションには曖昧な部分があるため、一部のチームが不公平な形で抜け駆けをすることが可能になっているとして不満を述べた。

 ブリアトーレは、主にトヨタとウイリアムズのことを言っていると思われる。同じエンジンを積むこの2チームは、他チームとは異なるデザインのディフューザーを採用している。

「ルールがふたつあるのだ。そのうちひとつはチームがある種の形を採用したデュフューザーを使用することを許している」バルセロナで合同テストが行われている今週、ブリアトーレのこういう発言が、カナディアン・プレスで報じられた。
「他のチームがそれを求めた際にはそれは合法ではなかった。これはおかしな状況であり、我々が期待するようなものではない」
「規則はあるが、誰もが自分に都合のいいように解釈したりすれば、道理にかなわない、おかしな状況になってしまう。規則に従って正しく物事を行うということをやっていないチームがある」

 また、今季はKERSの搭載は任意としているレギュレーションについても、早急に条件が平等にされなければ、ルノーは不利になると、ブリアトーレは考えているようだ。
「オーストラリアでKERSを搭載するマシンと搭載しないマシンが混在した状態でシーズンをスタートするのは、公平ではない」とブリアトーレ。
「全員に公平な、白黒はっきりした規則を望む」

 一方FIA会長マックス・モズレーは、ウイリアムズとトヨタのデュフューザーは不正なアドバンテージを得ているとの指摘を否定している。
「現在のところFIAは、ウイリアムズとトヨタは巧妙に規則の抜け穴を見つけ出したのだという見解を持っている。おそらく正しいことではないが、彼らは規則の表現を巧妙に利用した」
「それに対して誰かが抗議するかもしれない。その時スチュワードはまた別の見解を示す可能性もある。(しかし)我々の技術担当者の見解では、あれはオーケーだ。誰かが抗議するかどうか、様子を見よう」

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