ルノーF1の元マネージングディレクター、フラビオ・ブリアトーレは、シンガポールゲートに関してFIAに対して起こした訴訟において、FIAから下された永久追放の処罰の取り消しと、100万ユーロの損害賠償を求めていることが分かった。また、この訴訟には元エグゼクティブディレクター・オブ・エンジニアリングのパット・シモンズも加わるようだ。

 イギリスのザ・ガーディアン紙が入手し、発表した書類によると、ブリアトーレは、世界モータースポーツ評議会は公平な審理を行っておらず、FIAは“個人的な報復を望む、行き過ぎた気持ちに我を忘れて”いたと主張、マックス・モズレーが“原告であり、調査員であり、検察官であり、裁判官であった”として、自らの評判が損なわれたことに対して最低額100万ユーロの損害賠償を請求すると共に、F1からの事実上の永久追放という裁定の取り消しを求めているようだ。さらに、この訴訟にはシモンズも加わる見込みであることが分かった。

 ブリアトーレは、2008年のシンガポールGPで当時ルノーのネルソン・ピケJrが故意にクラッシュしてフェルナンド・アロンソを上位に押し上げようとした事件において中心的な役割を果たしたとみなされ、9月のFIA世界モータースポーツ評議会で、FIA関係の選手権への参加や、そこに参戦する人々と共に働くことを永久に禁じられた。この際、シモンズも5年の期間において同様の処罰を言い渡された。

 ピケが今年のハンガリーGP後にチームを解雇された後にこの事件を明るみに出し、ブリアトーレとシモンズはチームを去った。その後、シモンズはピケとの間で故意のクラッシュに関する話し合いはなされたと認めたものの、ブリアトーレは一貫して事件への関与と認識を否定している。

 ブリアトーレは最近までFIA会長を務めたモズレーとは不仲で、FIAとFOTAの論争の際にも激しく対立し、FOTA側が新シリーズ立ち上げという脅しをかけるところまで発展した。しかし結局はモズレーが5期目の選出のためにFIA会長選に出馬することを諦めることで事態は収拾した。ブリアトーレは自分はモズレーの私怨の犠牲になったのだと主張している。

 ブリアトーレとシモンズはフランスの大審裁判所においてこの訴訟を起こし、11月24日に公聴会が行われることになっている。

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