インディカー・シリーズのレースウイナー、ライアン・ブリスコが、今年6月にフランスのサルト・サーキットで開かれる伝統の耐久レース、ル・マン24時間に初参戦することが分かった。
昨シーズンまでチーム・ペンスキーのドライバーとしてインディカー・シリーズで活躍していたブリスコは、今季、チームの体制変更によって同シリーズへのフル参戦を逃している。
しかし、かつてはインディカーのチャンピオンを争うなど、実力と経験を兼ね備えるブリスコのもとには、今年もいくつかのオファーが寄せられており、特に先月開催されたALMS(アメリカン・ル・マン・シリーズ)開幕戦のセブリング12時間ではレベル5モータースポーツの一員として見事LMP2クラスの優勝を飾っている。
「非常に興奮している」と、ル・マンへの初参戦を決めたブリスコは語っている。
「数年前からル・マン24時間には興味を持っていた」
「これが僕の最優先だったとは言わないが、今年はインディカーにフル参戦していないおかげで出場するチャンスに巡まれた」
ブリスコは、ALMSと同じレベル5モータースポーツからル・マン24時間に挑むほか、今年のインディ500にもチップ・ガナッシから出場することが決まっている。