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投稿日: 2016.02.25 00:00
更新日: 2018.02.23 17:25

ブルーノ・セナ「FEには実力あるドライバーが必要」


■フォーミュラEに有名ドライバーは必要か
「ずいぶん長い間スポット参戦が多かったので、シーズンを通じて参戦できるフォーミュラEを楽しみにしている」

 シーズン2開幕を前にこう語ったジャック・ヴィルヌーヴ(ヴェンチュリー)だが、第3戦終了後にチームを離れることになった。第4戦からはマイク・コンウェイがヴィルヌーヴに代わってステアリングを握っている。F1やアメリカのCARTでチャンピオンを獲得した経験を持つ著名ドライバーが去ったのは、フォーミュラEにとって痛手なのだろうか。F1参戦経験を持つブルーノ・セナ(マヒンドラレーシング)が持論を展開した。

「フォーミュラEは世界のどのシリーズと比べてもそん色がないほど、実力のあるドライバーが揃っている。そのラインアップに誰でも知っている名前があることは重要だ。ジャックがフォーミュラEを去る決断をしたのは、友人として残念に思う。でも、もっと重要なのは、レベルの高いドライバーを揃えることだ。実力のあるドライバーがいることは、フォーミュラEにとってもファンにとっても良いことだと思う」

 セナの発言を受け、フォーミュラEでの活躍で名を上げたアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(チームアグリ)はこう付け加えた。

「フォーミュラEがこれだけ注目を集めているのは、レースの展開がハイレベルだからだと思う。そのハイレベルの戦いを行うには、ドライバーのレベルが高くなければならない」

 知名度の高いドライバーがいるに越したことはないが、重要なのは実力。レベルの高いドライバーが揃っているからこそ、手に汗握るレース展開になる。そのことは、ドライバー自身がよく知っている。

 F1のシートが高額のスポンサーを持ち込むドライバーに占められつつある昨今、ランニングコストの安いフォーミュラEには金銭の絡まない実力派ドライバーが多く集まっている。エコロジーコンセプトの裏で、実は真のドライバーレースがここで行われているのだ。

■アガグ代表、オックスフォード大学で講演
 フォーミュラEのアレハンドロ・アガグ代表は2月18日、イギリスのオックスフォード大学で講演を行った。ジーンズにジャケットというカジュアルな格好で生徒の前に現れたアガグは、かつて「フォーミュラEは成功しない」という周囲の声があったことを明らかにした。

「モータースポーツ界のある重鎮から『できるわけがない』と言われました」とアガグは語る。「それは当然です。チームはどこにも存在していなかったし、ドライバーもいませんでした。それに、ほとんど誰もお金を持っていませんでした。これはとても重要なことです(笑)」

 ジョークを交えながらフォーミュラE立ち上げのエピソードを語ると、アガグは技術が進化するスピードに話題を移した。

「Uber(ウーバー)やAirBnB(エアビーアンドビー)は、テクノロジーとコネクティビティが私たちの日常生活を変化させていることを示しています。同時に、バッテリーの技術進化も目を見張るものがあります」

 そう語るとアガグは、レンガほどの大きさがある初期の携帯電話を取り出し、はるかに小さな現代のスマートフォンと比べてみせた。

「将来的には、1カ月に1度充電すれば済むようになるでしょう。進化のスピードはそれほど速い。バッテリーの進化と歩調を合わせ、すべてのクルマが電動化されることになるはずです」

 バッテリーを含め、電動化に必要な技術の進化を支えているのがフォーミュラEというわけだ。

 質疑応答のセッションでは、「フォーミュラEのバッテリーの寿命はどれくらいですか?(回答:約2年間)」、「バッテリー技術の進化をどう支えているのですか?(回答:世界を転戦しながら競争することで技術が磨かれる)」など、矢継ぎ早に質問が飛び、生徒たちの電動化技術に対する関心の高さが表れていた。


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