ホンダのF1総責任者である新井康久氏が、日本のメディア向けにカコミ会見を行った。

 新井氏は昨日のFIA公式記者会見に出席し、「テスト用のシャシーを作りはじめている」と発言している。今日のカコミ会見ではそのシャシーについて、「一応フォーミュラカーの形はしていますが、来年用のシャシーではなく、あくまですべてのシステムを、実装状態でテストするためのもの」だという。

 肝心のパワーユニットについては、「すべてのシステムを繋げて、テスト用で回り始めたところ」だという。多くのメディアからは、開発の遅れも指摘されていたが、「開発に焦りはありますが、オンスケジュールで動いています」と新井氏。「ハイブリッドの経験もかなりあるので、どんな問題が出るのかは分かっているつもりです。あまり心配しないでください」。

 この日、セバスチャン・ベッテルのレッドブル離脱(非公式だがフェラーリ移籍)が発表されたことで、マクラーレン・ホンダを2015年にドライブするドライバーについても、色々と報道されている。これについて新井氏は「どんなチームも素晴らしいドライバーを必要としていると思います。今日の発表で何かが動きはじめたのは事実として捉えています。皆さんの期待は私も感じていますが、何も決まっていないです。ロン・デニスとの話で、ドライバーの話も出ていますが、来季に向けてはまだ色々な可能性があります」と、昨日と同様の話に終始した。

 なお小林可夢偉など、日本人ドライバーの起用については「特定の個人について言うつもりはないです。日本人として、日本人のドライバーが乗ってくれるというのは、非常に良いことだと思います。でも、日本人を起用することが、ドライバー選定の中で一番プライオリティが高いかというと、そんなことはないです。勝つために一番高い可能性を持つドライバーが、我々のクルマを運転してくれることが一番重要。ただ、将来に向けてはホンダがドライバーを育成するというプランもマクラーレンと始めています。もうちょっと時間がかかってもいいから、皆さんの期待に応えられるようなことを、やりたいと思っています」と述べた。

 この日本グランプリからホンダは、F1のオフィシャル+“Honda Racing”の文字を組み合わせたロゴを使っている。このロゴが、今後ホンダがF1を参戦するにあたって使われることになると言う。

「我々が希望したわけではありませんが、FOMから『こういう形ではどうか?』と提案をいただいたため、使わせていただくことにしました。通常なら、このロゴを使えるなんて、思わないじゃないですか。でも、我々がF1に出ていく証として何か……という話をしている中で、非常にありがたいお話をいただきましたので、使っております」

 日本GPが終わると、今シーズンも残り4戦。ホンダ復活の時まで残り約半年だ。日に日に高まる我々の期待に、新生マクラーレン・ホンダは、どんな形で応えてくれるのだろうか?

本日のレースクイーン

大橋はるなAmbassadeur de MOTUL
2026年 / スーパーGT
Ambassadeur de MOTUL
  • auto sport ch by autosport web

    20歳でスーパーGTの最高峰に挑む“新人”小林利徠斗に迫った『FORMATION LAP』2026年第1弾が6月5日に公開

    ふつうとちょっとズレてる──20歳で最高峰に挑む新人ドライバー【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 1

  • auto sport

    auto sport 2026年8月号 No.1622

    [特集]│多│角│検│証│
    なぜ、日本人はF1で勝てないのか?
    いつか夢を実現するために過去から学ぶ

  • asweb shop

    掘り出し物満載の特別企画『モデルカー祭り!』がautosport web shopで開催中。6月25日まで

    レア物や特別価格商品が満載!
    6月25日まで