ホンダの堀内大資WTCC開発プロジェクトリーダーは、鈴鹿サーキットで行われた世界ツーリングカー選手権日本ラウンドレース1の勝利を誇りに思うと述べた。
鈴鹿のレース1では、ポールポジションから好スタートを切った、ゼングー・モータースポーツのノルベルト・ミケリスが終始トップを走り、序盤からハイペースで2番手以下を引き離す走りを披露。彼は、周回ごとに2番手との差を広げ、10周目には2番手に3秒の差をつけ独走態勢に入ると、レース終盤もペースは衰えず、26周のバトルで2位に約5秒の大差をつけ、自身3勝目、今シーズン初優勝を達成した。
「ここ鈴鹿で、この1年間の集大成ともいえるマシンで速さを発揮し、ポール・トゥ・ウインを成し遂げたことを、エンジニアとしてとてもうれしく思います」と、堀内WTCC開発プロジェクトリーダーは語っている。
「レース1での圧倒的な速さと勝利は、ここまで苦労して戦ってきたチームとエンジニアの誇りです。レースの結果については、やはり鈴鹿サーキットの難しさを感じました。4人のドライバーはそれぞれとてもがんばってくれましたが、ほんの少しの出来事で、結果の差が出ただけだと思っています。昨年の鈴鹿でのデビューレースから1年で、ここまで来ることができたことに感激しています。鈴鹿での勝利は目標であり、夢でもありました。それを実現できたことで、また次の目標に向かって突き進みたいと思います。今シーズン残り2戦、そして来年の戦いに向けて、さらなる努力を続けます。日本でのレースということで、多くのファンの方々に応援していただき、本当にありがとうございました」
また、カストロールWTCCチームの代表、アレッサンドロ・マリアーニも、シビックWTCCが新たなレベルに到達したと語った。
「ホンダにとってすばらしい週末になりました。ホンダ・シビックWTCCがわずか1年で新たなレベルに到達したことの証です。今やこのパッケージは、とても高い競争力を持ち、ホンダ・シビックWTCCは鈴鹿でも非常に速いことが分かりました。ティアゴ・モンテイロとガブリエル・タルキーニが上位争いをしましたし、もちろん、ミケリスが優勝したことを、とてもうれしく思います。ミケリス選手とゼングー・モータースポーツは、最高の仕事をしたと思います」
ノルベルト・ミケリス(優勝/リタイア)
「昨日に続き、今日も夢がかないました。これまで、WTCCでは2度勝ったことがありますが、3勝目はレース1での優勝なので格別なものです。というのも、レース1でこそ、本当のパフォーマンスが発揮されると思っているからです。予選でポールポジションを獲得できた上に、レース1での優勝もできたので、ホンダのためにもこれ以上にうれしいことはありません。マシンがよかったので、最初の2周で差を広げることができ、あまりプッシュしなくてもその差をキープすることができましたし、自信を持ってドライビングしました。その後、ガブリエル(タルキーニ)のタイヤがパンクしたと聞いてペースを緩め、特に右コーナーに注意しながら走りました。無事トップを守りきることができてよかったです」
ティアゴ・モンテイロ(28位/3位)
「ホンダにとって大事な週末でしたので、総体的にはうれしく思います。今日はミケリス選手が優勝し、私も表彰台を獲得できたので、結果は悪くなかったと思います。マシンのパフォーマンスがよかったので、最初から自信はありました。レース結果以上のパフォーマンスがあったと思います。しかし、実際のレースではなにが起こるか分からないものです。今週は、もっといい結果が出せてもよかったとは思いますが、最終結果を見れば、ホンダとしてもとてもいい結果だと思います」
ガブリエル・タルキーニ(27位/4位)
「レース1では、激しいポジション争いの中、いいスタートが切れました。その後、レースが落ち着いてくると、自信を持って5番手を走っていましたが、タイヤのパンクによってピットに戻らなければならなくなりました。パンクの原因が分からなかったので、レース2ではペースを抑えて走ることにしました。ティアゴ(モンテイロ)の調子がよさそうだったので、彼を先に行かせ、4位でのフィニッシュとなりました」
