マクラーレンのテクニカルディレクター、パディ・ロウは、MP4-27は根本的に劣ったマシンというわけではなく、自分たちがマシンの力を十分に引き出すことができずにいるだけだと語った。

 ジェンソン・バトンはこの6戦で7ポイントしか獲得できておらず、イギリスGPでは予選Q1で脱落、決勝では10位だった。ルイス・ハミルトンはヨーロッパGPまでは速さを見せていたものの、イギリスGPでは予選、決勝ともに8位と低迷した。
 マクラーレンはシーズン序盤は好調だったが、ここ数戦はフェラーリとレッドブルが速さを見せている。

 ロータス、ウイリアムズ、ザウバーよりもタイムが劣る状況もみられるものの、パディ・ロウは見た目ほどマクラーレンのマシンは悪くはないと語った。

「『このマシンは根本的に大失敗だ』と言うような状況ではない」とロウはイギリスGPの苦戦の後で語った。
「常にある問題、つまりマシンの最大限の力をどう引き出すかという問題だった。マシンは(イギリスの)週末を通してフルウエットでは非常に強力だった。ダウンフォースがなければすぐにああいうパフォーマンスを発揮することはできない。我々が抱えているのは、一貫性の問題なのだ」

 マクラーレンはシルバーストンで大規模なアップデートを導入し、トップ争いに加わることを期待していたが、それは実現しなかった。

 しかしロウは、2戦前のカナダではハミルトンが優勝していることから、イギリスのポジションはマクラーレンの真のポテンシャルを表したものではないと考えている。

「各チームは開発競争を行っている。我々はアップデートを持ち込んだが、他のチームもそれは同じだった。その結果我々より速さを発揮したチームが多数あり、そのいくつかが結果につなげられなかった」
「悲観的に考えるなら、我々が8位と10位でフィニッシュできたのは上出来だと言えるだろう。ザウバー勢や(パストール・)マルドナドは本来なら我々より上位でフィニッシュできたはずだが、我々にとってはラッキーなことに、彼らが後退したからだ」
「こういったチームすべてがこの1カ月、我々と比較してマシンパフォーマンスを大幅に向上させたとは考えづらい。我々はマシンの調整をどうすべきかについての課題をこなし続ければいいと、私は考えている」

 マクラーレンはドイツにもアップデートを導入し、リヤボディワークを大きく変更、次のハンガリーに向けても開発を進めている。
「この2戦に向けてアップデートの大規模なプログラムがある。夏休み前の向上のために皆が懸命に作業に取り組み、非常に慌ただしい時期になるだろう」
「ハンガリーは勝てればとても嬉しいね。この3年で2回勝って、夏休みを迎えているから、去年と同じ結果を出せばいいということだ」

本日のレースクイーン

阿比留あんなあびるあんな
2026年 / スーパーGT
WinG
  • auto sport ch by autosport web

    SUPER GT PARADE LAP EP.1 Produced by autosport web

    禁断のGT500スワップ企画!?
    プレリュードのコクピットを千代勝正と坪井翔がチェック!

  • auto sport

    auto sport 2026年10月号 No.1624

    フォーミュラ一騎打ち
    勝負の最後はやっぱり『人間』

  • asweb shop

    F速 Premium Vol.3
    角田裕毅 現在・過去・未来

    2,100円