フェリペ・マッサは、カナダGPで今季初表彰台を獲得したウイリアムズが今後もフェラーリの脅威であり続けると確信している。

 モントリオールでは、フェラーリが今季初のトークンを使用した改良版のエンジンを投入してきたが、週末の彼らはセバスチャン・ベッテル車のトラブルやキミ・ライコネンのスピンにより、真のポテンシャルを計り知ることができないまま、メルセデスの独走をした。

 一方、バルテリ・ボッタスにより今季初表彰台を手にしたウイリアムズも、チームメイトのマッサがウエストゲートのトラブルにより予選Q1で敗退。決勝では6位まで挽回したが、2台そろってフェラーリにチャレンジすることはできなかった。

 だが、モントリオールの一戦を終えたマッサは、今後もウイリアムズFW37がフェラーリSF15-Tにチャレンジすることができると感じている。
「彼らがエンジンをアップグレードしたにもかかわらず、その差が前と同じだったことを考えれば、僕らもまだ(フェラーリと)戦えるということだ」とマッサ。
「僕らは次のレースでアップグレードを予定しているから、さらにフェラーリとの差を縮められることを望んでいるよ」

「メルセデスがいつエンジンをどの程度アップグレードするのかは分からない。だが、アップグレードされた時には、その部分でさらなる強さを発揮できるだろう」

 マッサは昨年、レッドブルリンクにおいてメルセデス以外では唯一となるポールポジションを獲得しており、今年も好成績を狙っている。
「もの事はいい形で進んでいると思う。このレースの後は僕らにとって重要な時だ。オーストリアのトラックは僕らに合っているし、アップグレードもある。だから、フェラーリにもプレッシャーをかけることができると期待しているよ」

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