インドGPの週末に新ブッダ・インターナショナル・サーキットでフェリペ・マッサが縁石にヒットしてサスペンションを壊すトラブルが2回発生したことを受け、来年のグランプリに向けて縁石が改修される見込みとなっている。
マッサは予選と決勝で縁石の高くなっているオレンジの部分にヒットしてサスペンションを壊した。決勝に関してはルイス・ハミルトンとの接触の後に起きたため、フェラーリは右フロントサスペンションが接触の際にすでにダメージを受けており、その後“ソーセージ縁石”にヒットしたことで壊れたのではないかと推測している。しかし予選では、マッサのサスペンションが壊れた理由は、縁石に当たったこと以外に見つからない。
サーキットデザイナーのヘルマン・ティルケは、縁石はサーキットの中で変えなければならない点のひとつであると英AUTOSPORT誌に対して認めた。
「あの場所にコンクリートソーセージがあることは問題ないが、タイヤが当たる場合に急な角度で当たらないように長くするべきかもしれない」
「しかし一般的にはあそこはドライバーが触れる必要のない場所だが」
GPDA会長のルーベンス・バリチェロは、ソーセージ縁石を使うこと自体は問題ではないが、マッサがヒットしたターン8は高速すぎると述べた。
「150km/hでヒットするような縁石はいくつかある。モンツァやカナダなどだ。だがここのコーナーは5速を使い、200km/hを超えるスピードが出る。だからこれについては検討すべきだ。フェリペは他のドライバーよりも縁石にハードにアタックしたのかもしれないが、あの事故は誰に起きてもおかしくない」