NASCAR SPRINT CUP SERIES
第2戦 SUBWAY Fresh Fit 500
開催日:3月3日
デニー・ハムリンが後方スタートから追い上げ3位
3月3日(日)、米国南西部アリゾナ州エイボンデールのフェニックス・インターナショナル・レースウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第2戦「SUBWAY Fresh Fit 500」が開催された。
近年は開幕直後と最終戦直前の年2回開催されるフェニックス戦では、“トヨタ カムリ”は2011年秋の勝利に続き、昨年の春大会でデニー・ハムリンが勝利を飾っている。
1日(金)正午から行われたプラクティスでは、“トヨタ カムリ”勢がトップ4を独占。午後4時10分からの予選では、フェニックスでの最年長優勝記録(2009年:50歳3ヶ月)を持つ54歳のベテラン、マーク・マーティンがポールポジションを獲得。最年長でのポールポジション獲得記録も更新した。また、同じフェニックスでの最年少優勝(2005年:20歳5ヶ月)とポール(2006年:20歳11ヶ月)記録を持つカイル・ブッシュが4番手、デニー・ハムリンが8番手、マット・ケンゼスが9番手と好位置につけ、12台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。
3日(日)は空は雲に覆われ、軽い雨がぱらついたが、決勝スタート時には止み、午後1時25分、1マイルオーバルを312周(312マイル:約500km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。なお、ハムリンとKy.ブッシュは、予選後にエンジン交換を行ったため、スタート時後方へとグリッド後退。追い上げを余儀なくされることとなった。
ポールポジションのマーティンは、好スタートを切り首位をキープ。ケンゼスとボウヤーもトップ10圏内につけ、Ky.ブッシュとハムリンも少しずつ順位を上げていった。
15位まで順位を上げ、更に上位を伺っていたKy.ブッシュだったが、48周目に前走車をパスしようとしてまさかのスピン。車両左前部を壁にヒットし、修復のため周回遅れの40位まで後退してしまった。
これにより発生したイエローコーションでは、上位勢がピットへ。マーティンは2位でピットアウトしたものの、22周目の1回目のイエローコーションでピットインした数台がコースに残ったため、8位で再スタート。このピット時には、チームメイトのボウヤーがピットロードで接触を喫し、修復のため再度ピットへ向かい後退。また、12位前後を走行していたマーティン・トゥルークス・Jr.も駆動系のトラブルに見舞われ、ガレージへ向かうこととなってしまった。
64周目、トップ10圏内にいたマーティンが、ホイールからの振動発生により、グリーン下でピットへ。これで一旦は周回遅れとなってしまったが、幸運にもその直後にイエローコーションが発生し、首位と同一周回に復帰した。
100周目にこの日4度目のイエローコーションが出されると、他車よりもピットタイミングの遅いマーティンは唯一コース上に残り、一気に首位浮上。ハムリンもトップ10を狙える位置までポジションアップ。
142周目の5度目のイエローコーションでは、上位勢が一斉にピットへ向かい、2本タイヤ交換作戦を採ったハムリン、ケンゼスが共に5位、7位へとジャンプアップ。一方で4本交換を行ったマーティンとボウヤーはそれぞれ17位、23位へと後退。
ボウヤーはその後徐々に順位を取り戻していき、ケンゼス、ハムリン、ボウヤーの3台がトップ10圏内につける後半戦となった。
238周目に7度目のイエローコーションとなり、全車ピットへ向かったが、燃料をフルに入れて80周前後走行できると予想されるこのコースでは、なんとか最後まで走り切れるギリギリのタイミングとなった。
ハムリン、ボウヤー、ケンゼスが5,6,7位につけ、逆転を狙った終盤、残り3周というタイミングでイエローコーション。レースは4周延長され、最後の2周スプリント“グリーン・ホワイト・チェッカー”で決されることに。コーション中のフォーメーションラップでは、逐次エンジンを切るなど、各車燃料をセーブ。それでも燃料切れに見舞われる車両が出る厳しい状況下での最後のバトルとなった。
2列目アウトサイドの4位で再スタートしたハムリンは、ファイナルラップで3ワイドのバトルから一気に前に出て激しい2位争いを展開。最後はサイド・バイサイドで並び、若干接触しながらフィニッシュラインを越えたが、僅かに及ばず3位でフィニッシュ。
ボウヤーが6位、ケンゼスが7位に入り、“トヨタ カムリ”は3台がトップ10フィニッシュを果たした。
次戦第3戦は3月10日(日)、米国西部ネバダ州ラスベガスのラスベガス・モーター・スピードウェイで行われる。
ドライバー デニー・ハムリン:
「我々の“トヨタ カムリ”は終盤本当に良くなった。苦しい戦いを強いられた今日1日のレースを考えれば、予想以上の結果だ。とはいえ新型車両になり、まだまだやらなくてはならないことは多い。3位という結果は得られたが、更に上を狙う必要があり、それには最速の車両が必要だ。今日の結果は、チームワークで得たものだ」
