WTCC世界ツーリングカー選手権日本ラウンドでポールポジションを獲得したノルベルト・ミケリス(ホンダ・シビックWTCC)は、ホンダのホームコース、鈴鹿サーキットでポールを獲れたことが何よりうれしいと語った。
今季初のポールポジションで、ホンダでの最初のポールを日本で決めたミケリス。彼は、トップタイムを記録したラップに確信があったと振り返った。
「今は言葉にできないほど幸せだよ。ファーストラップ中に『これは最高(のラップ)だ』と感じて、きっとこれは(ポールを)獲得したと何となく感じた瞬間があったんだ。ベストを尽くして走った成果だと思う。2位とのギャップもかなりあったので、それも非常にうれしい。ホンダにとってのポールを獲ることができてうれしいし、ホンダのみんなだけでなく、ファンのみんなにとっても,、WTCCのみんなにとってもホンダがホームでポールを獲れたことはうれしいんだ。今日は僕にとって最高の一日になった。明日もこの調子を保ってがんばりたいね」
彼は、鈴鹿の攻略について、全開で臨むよりもリスクを避けることが大事だったと語っている。
「鈴鹿のトラックの特長はオーバードライブをすると損することが多いんだ。結局タイムをロスすることが多く、100%でずっと走っていると損する可能性が高い。だから逆にリスクをとらないで、クリーンなラップをすることが大事だと、昨日走ってみてそう思った。今日はそういったクリーンでうまくいくようなラップを目指したよ」
鈴鹿のレースでは、追い抜きが難しいとも言われているが、ミケリス自身は予選よりもレースの方が期待できるという。
「明日のクルマのセッティングはいいと思っているし、今日のようなタイムアタックよりもロングランに向いていると思う。明日はいけると思うんだ。今年は表彰台を何度か獲っているけど、ここで優勝を目指したい。可能性はあると思っているよ」