英Guardianによれば、ミハエル・シューマッハーのスキー事故を調査しているフランスの捜査官が、今後数日内にマネージャーのサビーネ・ケームから詳しい話を聞くことになっているという。
シューマッハーが入院しているグルノーブル大学病院の地元紙は、検察官のパトリック・クインシーがケームの事故に関する発言を知らなかったと木曜日に報道。ケームは火曜日に、シューマッハーがハイスピードで事故にあったとの見方を否定するコメントをしていた。
また、ドイツ紙のBildは、事故の直前に斜面で転倒した友人の娘を助けるためにシューマッハーが一度立ち止まっていたと報じ、さらに当時の彼は自身のスキー用具を使っていなかったと伝えた。同紙は、レンタルの器材を使用していたシューマッハーがそれに慣れていなかったことも事故要因のひとつではないかとしている。
クインシーは、「いくつかの岩は視認できていたが、他にそうではなかったものもある。現時点で唯一確かなのは、事故の前にミハエル・シューマッハーがそれらのうちのひとつによってバランスを失ったということだ」
岩にぶつかったシューマッハーのヘルメットはふたつに割れていたとされており、かなりの衝撃があったものと考えられている。