GP2に参戦しているイタリアのスクーデリア・コローニが、2011年のファーストドライバーにルーマニア人のミハエル・ヘルクを起用することを発表した。今季DPRからGP2シリーズに参戦しているヘルクは、来季はGP2デビューを果たした古巣のチームに戻ることとなる。
2008年からGP2シリーズに参戦しているヘルクだが、今シーズンはDPRから参戦し、最終戦を残し現在シリーズ15位。22歳ながらGP2ドライバーの中では経験豊富な点が、コローニ復帰に繋がったようだ。来季はGP2アジアとGP2シリーズのふたつに参戦する。
「2008年のアジアシリーズでGP2デビューをさせてくれたこのチームに復帰できることをうれしく思っている。すでに一緒に働いたことがあるので、ハイレベルなスタートがすぐに切れそうだ。我々の目標は、常に上のポジションを目指してレースをし結果を得ること。表彰台も、ポールもベストラップも獲得しているので、来シーズンは、まだ経験していないGP2初勝利を挙げることをファンに約束するよ」とヘルクは来シーズンへの意気込みを語っている。
またチーム代表のパオロ・コローニは、「ミハエル・ヘルクを来季迎え入れることができて本当にうれしい。彼はクイックで十分に成長しているドライバーだ。非常に経験豊富だし、チームの役に立ってくれると思う。ヘルクを起用することが、すばらしい2011年シーズンになる重要な第一歩だと私は信じている」とヘルクに大いに期待しているようだ。