ホンダは、3つのトークンを使用した改良型パワーユニットをベルギーGPに投入。まず金曜日、マクラーレンMP4-30に搭載したホンダのパワーユニットは2台そろってICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kが新しくなり、フェルナンド・アロンソのパワーユニットのみコントロール・エレクトロニクスも新しいものが搭載されていた。もちろん3トークンで、これらすべてを改良できるわけはない。

 関係者の話によれば、ホンダがトークンを使用して改良を加えた部分はエンジン本体のICEのようだ。燃焼室の変更とともに、エアインテーク、エキゾーストレイアウト、そして冷却機器も変更されている。

 これまでERSを冷却するためのラジエターは、インダクションポッド上側から伸びるエアインテーク(写真:青い矢印)上部に搭載するというユニークなレイアウトが採用されていた。それにはパワーユニットの両サイドと後方を絞り込む狙いがあったと思われる。

 しかし、これには難点があった。重心が高くなること、またエンジン本体の上部にあるため冷却効率という点でも疑問があった。新レイアウトでは、ラジエターはエンジン後方に変更されている(写真:赤い矢印)。それにともなってエキゾーストのレイアウトも変わった。

 この変更の一番の狙いは、冷却効率を上げることだろう。前半戦でMGU-HとMGU-Kに、たびたび問題を抱えたのは熱が原因だった。今後、残る4トークンを使用すると予想されるMGU-Kを効率的に使用するためにも、今回の冷却システムの変更は必須であり、前倒しで投入してきたと考えられる。そして冷却系の変更にともなって、MGU-HとMGU-Kも新しいものを投入したのだろう。

 ベルギーGPではアップデートの成果は見えなかったが、ひとつずつ問題を解決し、進化を目指していくしかない。

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