マレーシア・セパンサーキットで17日に行われたメルデカ・ミレニアム耐久レースは、谷口信輝/柳田真孝/ドミニク・アン組15号車メルセデスベンツSLS AMG GT3が優勝を飾った。

 例年、マレーシアの独立(マレー語でメルデカは独立の意味)を祝して行われる耐久レース、メルデカ・ミレニアム。今季はペトロナスの地元レースでニューマシン、メルセデスベンツSLS AMG GT3を投入してきたPETRONAS SYNTIUM TEAM、そしてアウディのセミワークスとも言えるベルジャン・アウディクラブの2台のアウディR8 LMSの総合優勝争いに注目が集まった。

 ドライバーラインナップでは、PETRONAS SYNTIUM TEAMが15号車に谷口/柳田/アン、28号車に片岡龍也/ベルント・シュナイダー/ファリーク・ハイルマン組という強力なラインナップを敷けば、アウディは1号車にフランク・ビエラ/マルセル・ファスラー/マルコ・ベルナー、2号車にダリル・オーヤン/荒聖治/アレックス・ユーンというトリオを結成した。

 予選では、片岡組28号車メルセデスがポールを獲得。次いで15号車メルセデスが続き、PETRONAS SYNTIUM TEAMがフロントロウを独占。3番手にはビエラ組1号車アウディが続いた。

 レースでは、終盤までハイペースで飛ばした片岡組28号車がリード。1号車が続く展開となったが、残り2時間というところで足回りにトラブルが発生。これで1号車アウディがトップに立つも、1号車アウディのタイヤがパンク。これにより、柳田がドライブして上位をうかがっていた15号車が、残り20分近くというところでトップに浮上。15号車が優勝。2位に1号車アウディ、3位にトラブルを修復した28号車メルセデスが入った。PETRONAS SYNTIUM TEAMは片岡龍也/ベルント・シュナイダー/ファリーク・ハイルマン組が3位に入り、1-3フィニッシュでデビュー戦を終えている。

 その他の主な日本勢では、浅井亮博が乗り込んだ88号車ランボルギーニ・ガイヤルドLP560 GT3が4位でフィニッシュ。荒がドライブした2号車アウディが5位。アレキサンドレ・インペラトーリが乗り込んだ7号車アウディR8 LMSが10位でフィニッシュ。横溝直輝と平中克幸が乗り込んだ89号車フォルクスワーゲン・シロッコは24位でチェッカーを受けた。トレイシースポーツのS2000勢は、兵頭信一/平峰一貴が乗り込んだ41号車が28位で、川口正敬/植田正幸らがドライブした39号車はリタイア。澤圭太が乗り込んだ8号車ランボルギーニ・ガイヤルドもリタイアとなっている。

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