ザウバーのCEO、モニシャ・カルテンボーンは、母国レースの日本グランプリでF1初表彰台の感動的なフィニッシュを飾った小林可夢偉の成績が、来季の残留要素にはそれほどならないだろうと語った。
レース終盤のジェンソン・バトンのプレッシャーを耐え抜き、F1初表彰台を手にした可夢偉は鈴鹿の大観衆を熱狂させた。彼は、来年もザウバーのシートを維持するため奮闘を続けており、今回の3位はまさに絶好のタイミングとなった。
しかしカルテンボーンは、チームがすでに可夢偉の実力を十分理解しているため、今シーズン中に決める予定の来季ラインナップが一度の好成績で左右されるものではないと語っている。
表彰台が可夢偉の将来にどんな影響を及ぼすのかと問われた彼女は「我々にとっては、本当に少しも変わっていません。それは逆ではないでしょうか」とコメント。
「たとえ彼が良い結果を残さなかったとしても、彼が来年ここにいないということではないのです」
「我々は決定の最中にいます。彼については十分よく分かっていますし、彼の強さは非常によく理解しているので、こうした結果は特に必要としていません」
日本でひさびさに表彰台を獲得したフェリペ・マッサが来季もフェラーリに残留する可能性が高まったため、現時点ではフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグが来年セルジオ・ペレスの後任としてザウバーへ移籍する可能性が高くなった。
可夢偉はふたつのシート候補者のままであり、今回の表彰台が日本からのスポンサーシップ獲得につながれば彼の残留の可能性は押し上げられるだろう。
その他の候補者はハイミ・アルグエルスアリ、シャルル・ピック、エステバン・グティエレスだ。
カルテンボーンは、可夢偉の表彰台によって残留の可能性が高まることを望んでいると述べた。
「彼自身の地位とキャリアのためにこのような結果が重要になると思います。事実、彼は今年厳しいシーズンを過ごしているからです」
「ドライバーとして彼を判断するには慎重にならなければなりません。なぜなら、我々が表彰台を獲得した際の大部分は彼の方が予選で上位だったからです」
「彼にはタイヤ、戦略における制約が存在していました。一方、もう一台はリスクをとることができ、そのリスクが結果としてうまくいったのです」
「彼は今年、不運だったと思います。幸運をつかむ時がきたのです」
