アブダビGPで復帰後初優勝を獲得したキミ・ライコネンは、自分もチームも今後さらにいい結果を出し続けていけると語った。
2年間F1から遠ざかっていたライコネンは今季ロータスで復帰、安定した結果を出し続けた後、アブダビGPでついに優勝を飾った。
ロータスはアブダビGPの前にライコネンとの来季契約延長を発表していた。
「皆が正しい選択をしたということを、完璧な形で示すことができた」とライコネン。
「今シーズンを通して自分たちの力を示してきたが、アブダビでは勝つ力があると証明できた。それにこれで終わりなんてことはない。もっとやれるよ」
ライコネンは2位を3回、3位を3回獲得した後、ようやくアブダビで勝利を獲得した。
「時間がかかったけれど、ようやくやったね! チームの作業がいい形で結果につながった。僕らはこのマシンにはトップ争いする力がある、勝つこともできると信じていたが、それが事実だと証明することができた」
「僕らは諦めなかった。新しいパーツがすぐに期待どおりに機能しない時期もあったし、プラクティスで新パーツをテストしなければならず、改良を進めるのはとても難しかった。それでも僕らはプッシュし続けた。韓国とインドのプラクティスでエキゾーストの開発を続け、アブダビではペースが一貫してよかった。週末を通して常にトップ10内に入り、それから考えて、予選さえうまくやれれば戦えると思っていた。予選はシーズン通しての大きな課題だったけれど、今回僕らはうまくやることができた」
いつ勝てるのかというような周囲の声は気にしたことがなかったとライコネンは語った。
「他人が何を考えているか、気にしたことはない。次のレースで僕が完走できなければ、僕にはそのレース結果と同等の力しかないと思われるだろう。僕は自分のやるべきことをやるだけだ。自分のしていることに満足できれば、それはチームにとってもベストの結果になり得る。だから他人が僕に対する見方をレースの3時間前とは変えたとしても全く気にしない」