2011年F1カナダGPの土曜予選で、HRTのナレイン・カーティケヤンは23位、ビタントニオ・リウッツィは21位だった。
■HRT F1チーム
ナレイン・カーティケヤン 予選23位
最初のタイヤセットではウォームアップに苦労した。マシンを昨日から今日にかけて多少変更したんだ。ハードブレーキングで左フロントホイールがロックし、タイムをロスした。それを別にしてもベストラップではなかったが、前の直近のライバルたちにとても近づけた。僕はこの数戦で進歩していて、トニオからわずかコンマ1秒差だ。F1から5年半遠ざかっていたのにこれほど僅差だなんて嬉しいよ。シーズンが進むなかで、最後の一押しを実現することが必要だ。明日に関してだが、リヤタイヤの摩耗がすごく早いんだ。でもこの問題を抱えているマシンは多いと思うから、うまく管理して走れるようベストを尽くすよ。
ビタントニオ・リウッツィ 予選21位
面白い日曜になりそうだね。今日僕らは前進を示すことができた。直近のライバルの上に立つことができた。興味深いレースになるだろう。レースでは雨が降る見込みなので、予想どおりにはいかないかもしれない。でもよりエキサイティングな状況になるだろうし、マシンから最大限の力を引き出すためにプッシュしていかなければならない。僕は107パーセントルールはもう問題ないけれど、KERSとDRSの効果が大きいこの手のサーキットではそれほど大きなタイム差はなかった。でも今後に向けて心配しなければならないようなことではない。僕らはライバルたちを倒すことに集中すべきだ。新しいエキゾーストはよく機能しているようだが、まだ性能を最大限に引き出してはいない。最大限に利用できるようになるには数戦かかるだろうが、このシステムについてもう少し理解を深め、今後に向けてさらによく機能させられるようにしなければならない。
