レッドブル・レーシングのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーは、ルイス・ハミルトンの移籍話が高まっているなか、セバスチャン・ベッテルとハミルトンの組み合わせがチームにとってベストであるとは思えないと述べた。

 ハミルトンがカナダGPの週末にホーナーを訪ねたことで、マクラーレンの今季マシンに不満を持っているハミルトンがレッドブルへの移籍を考えているのではないかという推測がなされている。ハミルトンとマクラーレンとの契約には契約解除条項があるとみられ、彼が2012年末の契約満了を待たずにチームを離れることが可能であるともいわれている。

 しかしホーナーは、ハミルトンの起用に否定的なコメントを行った。
「理論上ではベッテル&ハミルトンのラインナップは非常に魅力的だ」とホーナーが5日に述べたとSky Sportsが報じた。
「しかし実際にはどれぐらいうまくいくのか、現実を見る必要がある。一流のドライバーふたりが必ずしもベストのペアであるとは限らないことは歴史が示している」
「セナ&プロスト、ピケ&マンセル、そしてアロンソ&ハミルトンのことを考えてみる必要がある」
「我々はセバスチャンが長期的にチームにとどまってくれることに非常に満足している。マーク(・ウエーバー)の今の仕事にもとても満足だ」
「今我々は、何かを変えることではなく、このふたりのドライバーに集中している」

 昨年ベッテルとウエーバーがタイトルを争っていた際にはふたりの間に緊張が張り詰めていた。もしハミルトンが加入すれば同様のことが起こるだろうとホーナーは予想している。
「結局は勝つことが重要だ。レッドブルだけがエンターテイメントを提供しなければならないわけではない。我々はその点は十分やっている」
「我々が成し遂げるべきこと、そしてきわめて重要なことは、一個人がチームより重要であることなどないということだ」
「セバスチャンのような才能を持ったドライバーとルイスのような才能を持ったドライバーを同じチームで走らせることを想像するのは難しい」
「ルイスは素晴らしいドライバーであり、彼がレッドブルのマシンを走らせたいと思っているとすればそれは理解できる。当然だ」
「だがそれが我々にとってベストなことだろうか? それについては大きな疑問を感じる」

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