自動車メーカーのルノーは8日、F1エンジンやテクノロジーの供給を担う新たな組織として「ルノー・スポールF1」を設立することを明らかにした。

 ルノーは今シーズンからジニー・キャピタルと共同でルノーF1チームを運営してきたが、先ごろグループ・ロータスへ保有していたチームの株式を売却。これによりチームは来シーズンから「ロータス・ルノーGP」として活動することになり、チーム運営から退くかたちとなったルノーは、2002年から継続してきたワークス活動に事実上、終止符を打った。

 しかしながら、ルノーは来シーズン以降もサプライヤーとしてロータス・ルノーGPとレッドブル、そして新たにロータス・レーシングにエンジンを供給することを明らかにしており、そのための組織として「ルノー・スポールF1」を立ち上げることになった。

 組織の本拠地はこれまでルノーF1のエンジン開発部門であったフランスのヴィリ-シャティオンに置かれ、ルノーF1のプレジデントを務めてきたベルナール・レイがトップに就く。同じくチームのシャシーの製造部門であったイギリスのエンストンは、引き続きロータス・ルノーGPが本拠地として使用するという。

「2011年は、我々のフォーミュラワン・レーシングに対する歴史的な関与において、新たな章の始まりとなる」と、ルノーの社長兼CEOであるカルロス・ゴーンは語っている。
「2010年にレッドブル・レーシングが成し遂げた勝利は、ヴィリ-シャティオンにいるエンジンスペシャリストたちの可能性を証明するものであり、ルノーがエンジンおよびテクノロジーのサプライヤーとして明確な信頼性を示したといえるだろう」

「我々はこの勝利をもとに、来るべきシーズンで更なる成功をパートナーと共に収めるつもりだ。ルノーは、将来の量産車にも適合するエンジンの開発という主要な戦略的チャレンジに対処するため、他のマニュファクチャラーやスポーツ組織のアプローチも率先的に採用していくつもりだ」

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