17日、ヘレスでのF1合同テストで、ルノーF1はシーズン前テストをすべて完了した。チームは開幕戦に向けて準備を整えることができたと自信を示している。

　フェルナンド・アロンソは16日の走行をもってテストを終了した。アロンソはテストの結果に自信を示すと共に、テストチームへの感謝の意を表している。
「僕にとっての冬季テスト最終日には、100周以上を走りこむことを目標にしていたが、それをやり遂げることができたので、今日は満足している」とアロンソ。
「かなり高温のコースで走るのはこれが初めてで、今日の走行から、通常かなり気温が上がる傾向にある序盤数戦に向けて有益な情報を得ることができた。僕のテストチームと共に行うテストは今年はこれが最後となるのが悲しい。でも、彼らとはすぐにファクトリーで会えるだろう。この冬の間素晴らしい仕事をしてくれた彼らに感謝したい。おかげで新シーズンに向けてしっかり準備を整えることができた。オーストラリアに向かうにあたって、利用できる時間を最大限に活用したと確信している」

　最終日を担当し、テストを締めくくったネルソン・ピケも、開幕戦に向けて準備万端であるとして、前向きなコメントを残している。
「僕にとってのテスト最終日は、とても順調にいった。たくさんの周回を走りこむことができて満足している」
「来週スタートするシーズンに向けて、僕は準備万端だ。チームの一員として、この冬の間に行った作業には満足していいと思っている」

　チーフテストエンジニアのクリスチャン・シルクは、次のように総括した。
「フェルナンド・アロンソがこの冬に行ってくれた素晴らしい仕事に心から感謝する。彼は非常に優れたテストドライバーであり、シーズン開幕に向けてチームの準備を整えるべく努力を惜しまず働いてくれた」
「我々はマシンのパフォーマンス向上を目指して、空力プログラムを引き続き行い、これをうまくやり遂げることができた。ここにはいくつか疑問点を抱えてやってきたが、その答えとパフォーマンスを手に入れてここを去ることができた。この数週間にわたるチームのパフォーマンスにも満足している。冬季のスケジュールはハードだったが、いい状態で最後のテストを終えることができてよかった」