レッドブル・レーシングのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーが、2010年にマーク・ウエーバーとセバスチャン・ベッテルのラインナップをキープするという計画に一切変更はないとして、キミ・ライコネン加入のウワサを打ち消した。
今季末でフェラーリを離脱することになったライコネンの来季の去就が注目を集めており、マクラーレン・メルセデス、トヨタと並んでレッドブルも候補としてウワサされている。レッドブルはすでに来季も現在のドライバーペアを起用することを正式に発表している。しかしシンガポールゲートによってフラビオ・ブリアトーレにFIAイベントからの永久追放の罰が下され、マネージャー業も禁止された後に、ブリアトーレのマネージメントを受けるウエーバーが、「ブリアトーレと働けないのであれば今後は他の誰とも一緒に働くことはない」と発言、これをチーム側が問題視しているという推測が持ち上がっている。それにより、レッドブルはウエーバーに代える形でライコネン獲得に動くのではないかとのウワサにまで発展した。
しかしライコネンにとって本命はマクラーレンであり、レッドブルとの契約説はライコネン側がマクラーレンとの契約においてサラリーのつり上げを狙うために利用しているウワサに過ぎないとも考えられている。さらに、ホーナーもライコネンのことは単なるウワサであり、来季のドライバーラインナップに変更はないと断言した。
「それはウワサであり、その事実は我々チームの中には存在しない」というホーナーのコメントをF1SAが伝えている。
「来年のマークについて我々がどういう立場をとっているのか我々皆が分かっているし、彼も同様だ。彼は素晴らしいチームプレイヤーであり、我々は彼のパフォーマンスに非常に満足している。従って、セバスチャン・ベッテルとマーク・ウエーバーが来季の我々のレースドライバーであることに一切疑問の余地はない」
