レッドブルのボス、ディートリッヒ・マテシッツは、マーク・ウエーバーの後任に現ロータスのキミ・ライコネンを候補として考えているという。
レッドブルは、先日のマレーシアGPでセバスチャン・ベッテルがチームオーダーを無視して僚友のウエーバーから優勝を奪い取ったことでチーム内が混乱に陥っっているが、ウエーバーが今季限りでレッドブルを離脱するとの推測については否定している。
チームオーナーのマテシッツは、ウエーバーを支持するひとりだが、現在チームとウエーバーが結んでいる契約は2013年の1年契約で、彼の去就については、今回の一件も影響を及ぼすのではないかと考えられている。
「引退するかどうかは、彼だけが決断することだ」と、マテシッツがSpeed Weekに語ったと、Motorsport.comが伝えている。
「(しかし)マークは確かに2014年の候補だ。彼は常に歓迎されている」
マテシッツは、ジュニアチームであるトロロッソのダニエル・リカルドとジャン−エリック・ベルニュも2014年の候補として触れているが、過去のインタビューでたびたび称賛してきたライコネンについても次のように語ったという。
「キミは冷静で速い。常に候補のひとりだよ」
一方でドイツのBildは、ウエーバーが、2014年にWEC世界耐久選手権およびル・マン24時間へのLMP1参戦を予定しているポルシェと「すでに接触している」と報じている。