今年のF1も第10戦のハンガリーGPで前半戦が終了、3週間のサマーブレイクに突入した。そこで、シーズンが佳境を迎える後半戦を前に、各ドライバーの成績をさまざまな角度からおさらい。題して「前半戦なんでもランキング」。第1回目は全ドライバーの出走回数と平均年齢だ。
まずは出走回数。今年は今のところ区切りとなる回数を迎えたドライバーはいないが、歴代3位の記録を更新するマクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンはハンガリー終了時点で275戦に到達。このままいけば、今シーズンの最終戦で286戦に達する。
彼には、一部でシート喪失やウイリアムズへの復帰といった噂も報じられているが、21戦が予定されている2016年の正式参戦が決まれば、大台の300戦に届くことは確実。日本のファンとしては、引き続きマクラーレン・ホンダのドライバーとして記念のレースを優勝や表彰台といった好成績で飾ってほしいところだ。
また、現役2位のフェルナンド・アロンソは、歴代6位につけるデイビッド・クルサードの246戦を鈴鹿の日本GPで更新する予定。現役3位のキミ・ライコネンと同4位のフェリペ・マッサは、すでにマーク・ウエーバーの216戦を抜いて歴代9位と10位に浮上。なおライコネンは、今シーズン最終戦で歴代8位のジャンカルロ・フィジケラ(230戦)にも並ぶことになっている。
なお、ハンガリーで通算223勝目を挙げたフェラーリは、次戦ベルギーGPで900戦目を迎える。
一方、若手を中心とした世代交代の波も着々と進んでいる。特に17歳のマックス・フェルスタッペンはハンガリーGPで4位に入り、一気にランキングも11位へ浮上。トロロッソのもう一台を駆る20歳のカルロス・サインツJr.も、そのフェルスタッペンを上回る予選5位と4度の入賞を達成、ザウバーのフェリペ・ナッセ(22歳)も、チームメイトを大きく上回る16ポイント獲得など、後半戦の活躍にも大いに期待がかかる。
