スーパー耐久シリーズ2013 第3戦 もてぎスーパー耐久
開催日:2013年7月20日(土)・21日(日)
コース:ツインリンクもてぎ
天候:(予選・決勝)晴れ・晴れ
路面コンディション:(予選)DRY (決勝)DRY
エントラント名:埼玉トヨペットGB with Revo
エントラント代表:岩田勝俊 チーム監督:川尻 正
ドライバー: 大井貴之 / 服部尚貴 / 脇阪寿一
スポーツランドSUGOで行われた開幕戦から約3か月。スーパー耐久シリーズの第3戦が、ツインリンクもてぎで開催された。
7月19日(金)練習走行、20日(土)予選、21日(日)決勝と2DAYによるレース。第1戦は雪により中止となり、また第2戦は海外戦という事もありレギュラーチームの参戦は少なく、実質上、今大会がスーパー耐久2013の開幕戦という形となった。
埼玉トヨペットとしてのレース活動の幕開けの舞台に相応しく晴天に恵まれた3日間であり、多くのモータースポーツファンに見守られ52号車の歴史はもてぎの地で幕を開けた。
7月19日 練習日
全エントリー台数45台。ST-4クラス参戦チーム数は全クラス編成の中で一番多い14台となった。ライバルとなる86を使用しての参戦チームは4台と、名立たる名門チームが86を投入しており、86への注目の高さがうかがえる。ギャラリーの注目度も高く、練習日でありながら、ピットの前で足を止めるファンが後を絶えなかった。
Aドライバー大井選手のドライブにて、予選に向けての調整を行ったチームは、主にブレーキの調整をメインに3本の専有走行で着実にメニューを消化。翌日に控えた予選に万全の態勢を整えた。
◆総合練習日結果
1:CarNO.58 ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5 TIME:2'12.223
2:CarNO.48 DIJON IS WAKO'S ED DC5 TIME: 2'12.302
3:CarNO.95 リジカラS2000 TIME: 2'12.610
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9:CarNO.52 埼玉トヨペット GB with Revo TIME:2'14.640
◆86(ZN6)練習日結果
1:CarNO.86 GAZOO Racing TOYOTA86 TIME:2'12.690
2:CarNO.13 ENDLESS DIJON ADVAN SAYAMA TIME: 2'14.185
3:CarNO.52 埼玉トヨペット GB with Revo TIME: 2'14.640
4:CarNO.18 コスモソニック FK ings FT86 TIME: 2'15.691
7月20日 予選日
14:30、Aドライバー予選が開始。猛暑日を予想していた全チームの心配を良い意味で裏切り、27.3℃と、夏のレースとしては車両の熱ダメージを最低限に抑えられる気候となった。
前日の練習結果を見る限り速さを追及しきれるか否か、チームクルーが見守る中、大井選手によるアタックを開始。当チームは開幕戦に、予選にてクラス4番手、トヨタ86勢の中で最速だった。今回の練習日、他86勢による当チームをターゲットにしたアップデートは確実に結果を出しており、クルーの不安はつのる。
チームの想定タイムは14秒台であった。故に開幕戦の様な結果を望めない事を誰もが予感していた。
しかし、15分のアタックが終わりピット内は歓喜の声に包まれた。大井選手の渾身のアタックは2'12.750。エンジニアの綿密なセッティングと大井選手のベテラン技がマッチした結果、開幕戦に続き86勢TOPタイムにてAドライバー予選を終えた。
続くBドライバー予選は服部選手。服部選手も周知のベテランドライバーであり、Bドライバーに求められる仕事以上の結果、2'12.614という想定以上のタイムでチームを予選通過へ導いた。Cドライバーにてドライブ予定の脇阪選手は鈴鹿にて開催されているSuper GTのテストの為、翌日決勝前のウォームアップ走行にてCドライバー基準タイムをクリアする事で予選を走行した事になるという処置がSTOより通知された。よって決勝日、朝に正式に予選通過が告示される事となった。
◆ST-4クラス予選結果
1: :CarNO.95 リジカラS2000 TIME: 4'21.032
2: CarNO.58 ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5 TIME: 4'22.214
3: CarNO.48 DIJON IS WAKO'S ED DC5 TIME: 4'23.193
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7:CarNO.52 埼玉トヨペット GB with Revo TIME: 4'25.364
◆86(ZN6)練習日結果
1:CarNO.52 埼玉トヨペット GB with Revo TIME: 4'25.364:
2: CarNO.86 GAZOO Racing TOYOTA86 TIME: 4'27.159
3: CarNO.13 ENDLESS DIJON ADVAN SAYAMA TIME: 4'27.334
4:CarNO.18 コスモソニック FK ings FT86 TIME: 4'29.025
7月21日 決勝日
決勝当日、脇阪選手が現地にて車両と対面し、8:45ウォームアップ走行の為コースイン。実質、Cドライバー予選となる走行である。コースイン後すぐさま脇阪選手より無線がはいった。
「回転数が上がらない」との知らせだった。マシントラブルにより、光電管をきることなくピットインを余儀なくされた。電気制御系のトラブルと判明し、修復作業へ。許された時間は15分あまり。懸命なメンテナンスを施すもタイムアップとなり、チーム初の嘆願書提出による予選通過処置がとられた。
決勝レースは12:22より。5時間の長い戦い。決勝スターティンググリッドは30番より幕をあけた。後方に控えるは#86 GAZOO Racing TOYOYA86。斜め後ろには#13ENDLESS DIJON ADVAN SAYAMAと86の熱い戦いを予感させた。スタートドライバーはAドライバー大井選手。シグナルが変わり華麗にスタートを決めた、しかし、ウォームアップ走行時に発生した制御系トラブルにまたもチームは泣かされる事となる。
刻一刻と危機感がつのる中、ファインプレーを見せたのはトヨペットディーラーメカニック達だった。トラブルに対し冷静に対処し、解決まで導いた。トラブルが収まった後のレース運びは想定タイムで周回し、脇阪選手→服部選手→大井選手の順でドライバーチェンジ。チェッカーを受ける役目は脇阪選手に託された。「まずは完走」。一つの目標が達成されようとしていた。トラブルの悔しさを心に秘めつつも、目の前にある目標達成の時をクルーはただ祈る思いで待っていた。17:22。コース上でチェッカーが振られた。埼玉トヨペット GBwith Revoとして、初の決勝レースは「完走」の目標を一つ達成した。
◆ST-4クラス決勝結果
1: CarNO.58 ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5 TIME: 5:01'59.032 131 LAP
2: CarNO.41 TRACY SPORTS ings S2000 TIME: 5:02'05.953 131 LAP
3: CarNO.95 リジカラS2000 TIME: 5:02'17.425 131 LAP
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11:CarNO.52 埼玉トヨペット GB with Revo TIME: 5:01'11.252 116 LAP
◆86(ZN6)決勝結果
1:: CarNO.86 GAZOO Racing TOYOTA86 TIME: 5:02'01.875 130 LAP
2: CarNO.13 ENDLESS DIJON ADVAN SAYAMA TIME: 5:02'23.793 131 LAP
3: :CarNO.52 埼玉トヨペット GB with Revo TIME: 5:01'11.252 116 LAP
リタイア:CarNO.18 コスモソニック FK ings FT86 TIME: 2:42'57.379 131 LAP
チーム代表 コメント
埼玉トヨペット GB whit Revoを応援くださいましてありがとうございました。今年からスーパー耐久初参戦で、実質的には初の決勝レース。「まずは完走」を目標に準備してまいりました。決勝では数々のトラブルに苦戦しましたが、チーム全員が一丸となって問題を乗り越え、完走できた事は今後のレースにもプラスになったと思います。次戦に向けてまた万全の準備にて挑みたいと思います。
今後のチームにもご期待頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。
チーム監督 コメント
今回のレースで、決勝当日の朝に車両トラブルが発生し予定していた事ができず、本当に1 日中緊張させられました。
又、弊社メカニックのトラブル対応の素晴らしさがすごく感じられ、レースは改造ですが、基本も凄く大切だと思い知らされたレースになりました。
Aドライバー 大井貴之
今回はこれ以上無いと言えるほどのメンバーで参戦していただけに、トラブルが出てしまったことは残念。
だが、トラブルを乗り越えるチームワーク、そこから完走に向けて走り切った事はチームにとって価値のあるレースだった。
Bドライバー 服部尚貴
今回は助っ人ドライバーとしてチームに参加させて頂きましたが、大井選手・脇阪寿一選手と古くからの友人ドライバーと一緒に組む事ができとても楽しみに参加させて頂きました。結果レース序盤に起きたECUトラブルでポジションを大きく落としてしまいましたが、チェッカーまで5時間を走りきる事ができ次戦に繋がる多くのデータが取れたと思います。このチームはルーキーチームですがスタッフの『やる気!』度がハンパじゃなく必ずトップチームに成長すると感じています。
また走るチャンスを頂いた時には、表彰台目指して頑張ります。
Cドライバー 脇阪寿一
今回スーパー耐久にお誘い頂き感謝です。
レースはトラブルもあり残念な部分がありましたが、あのやる気を見ればこれからどんどん強いチームになると思います。自分自身も最後ドライブできトヨタ86とスーパー耐久を存分に楽しませていただきました。やっぱりレースは厳しい世界ですが、楽しいですね。
これからもよろしくお願いします。
多くのスポンサー様をはじめ、ファンの方のお力添えあってのレース参戦。心より感謝すると共に、スタッフ、メカニック、エンジニアは今後も真摯にレース活動を行ってまいります。今後とも応援の程よろしくお願い申し上げます。
