11月10日、富士スピードウェイにおいて『TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL(TGRF)』が行われた。入場無料ということもあり、サーキットには3万3000人が来場。14時ごろまで降っていた雨もイベント終盤にはあがり、空には青空ものぞくこととなった。

“フェスティバル”の名にふさわしく、その内容は盛りだくさん。レースファンにはおなじみの本コースやグランドスタンド裏での催しのみならず、ドリフトコース、ジムカーナコース、ショートサーキット、特設カートコースなどでもイベントを実施。同乗走行もあちこちで行われ、見るだけでなく“体感”することにも注力したことが伺えた。

 また、自らステアリングを握る人たちにとっても参加型イベントが数多く用意されていた。駐車スペースを設け、トヨタ車に限定せずオーナーズクラブを召集。加えてカスタマイズカーの展示や、交通安全体験エリアでの低ミュー路走行会、ジムカーナ走行エリアでのジムカーナ走行体験など、そのすべてをまわることすら難しいほどの充実ぶり。加えてキッズ向けのプログラムや、AKB48がサプライズ登場したおなじみの各種トークショーなど、サーキットを訪れたほぼすべての人が満足できる内容に、無料であることがにわかに信じられないほどの主催側の熱意や強い意志が感じられた。

 しかし、だからこその残念な点がひとつ。同日、鈴鹿サーキットとオートポリスではスーパーフォーミュラとスーパー耐久を開催。当然、このふたつのカテゴリーに参戦しているドライバーと車両はTGRFに参加できず、「Racing」の部分を期待していた人には、少々物足りないものとなってしまった。天も味方してくれるほどのイベントであるからこそ、来年の開催時はぜひ、トヨタの現役モータースポーツ車両全車が見られるようなものとあってほしい。

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