IZODインディカー・シリーズ第16戦インディジャパンを10番手からスタートした佐藤琢磨(ロータス/KVレーシング)は、決勝を12位でフィニッシュ。オーバーテイクと母国ファンの大声援を背に、琢磨自身も順位以上の感動を味わっていたようだった。
IZODインディカー・シリーズ第16戦インディジャパン
決勝:12位
インディジャパンの決勝日の朝、佐藤琢磨は少しの頭痛に悩まされていたという。前日のアクシデントは150Gものインパクトが与えられた激しいものだったのだ。それでも琢磨は、彼の持ち味であるアグレッシブな走りを日本のオーバルで見せた。レース結果は12位と、予選結果より後方順位でのフィニッシュとなったが、大勢のドライバーたちとの激しく競い合い、オーバーテイクを積み重ねていった。
200周のレースを戦い抜いてピットに戻った琢磨は、クルーたちと喜び合い、声援を送り続けてくれたファンに両手を振った。
Q:初めてのもてぎでのレース。どんなマシンでのレースになっていたんですか?
琢磨:難しかったですね。純粋にひとつのコーナーでアンダーステアとかがあったというのではなくて、全体的に不安定な部分があったんです。他のクルマの後ろにつくと、かなり挙動は乱れていました。スタート直後はなかなかタフな状況でしたね。だから、ピットに帰ってくる度にタイヤプレッシャーと、タイヤの左右の大きな組み合わせでバランスをとったり、微調整をしながら、段々とマシンを良くしていけたと思います。
Q:マシンが良くなっていっていたのは、見ていてもわかりました。終盤のバトルは楽しんでいた様子でしたね?
琢磨:はい。自分自身、かなり楽しめましたね。スタートやピットストップで順位を落として悔しい場面もありましたけど、とにかく我慢して、チャンスを伺って、その結果、今日は何台抜いたかわからないってくらいオーバーテイクができました。それはもうすごく楽しかった。このコースは抜くのが本当に難しかったので、なおさらそう感じたんだと思います。
Q:最後まで激しいバトルをしていましたね。
琢磨:最後、マルコ・アンドレッティは抜きたかったですね。ずっと諦めずにプッシュをずっと続けたんですけど。
Q:予選前にアクシデントがあって、難しい週末になりましたが、熱いレースを戦えましたね。
琢磨:本当にそうでしたね。レース用セッティングをほとんど試せない状態でレースを迎えましたから。実際にハンドリングには多少の不具合はありました。でも、自分としてはすごくレースを楽しめていました。ファンのみんなもすごくグランドスタンドで盛り上がっていたし、やっぱりそういうことが大きな後押しになってくれていました。
Q:レース中、体調はどうだったんでしょう?
琢磨:実はレース前に少し頭痛があったんです。でも鎮痛剤を飲んだりしたので、大丈夫でした。チームも素晴らしい仕事をしてくれて、本当に良いレースができました。自分自身としても、今日は思い描いていたようなレースを戦えました。チームも喜んでくれています。
Q:日本のファンの大声援を浴びての走り、レース中はどんなことを考えていたんですか?
琢磨:ひとつでもポジションを上げたい、予選順位よりも上位でフィニッシュしたい、と考えていました。スタンドが揺れていたのは見えていたので、もう頑張るしかないと思って渾身の力を出していました。だけど、それと同時に今日のレースは大事に行きたいとも考えていました。最初のスタートの後には少し順位を落としながら、そこからひとつひとつポジションを戻せた。いい経験を積むことができました。結果は12位となりましたが、これもレースです。今日はたくさんのいいオーバーテイクもできたし、次のレースに繋げたいと思います。
Q:さぁ、最終戦を残すだけになりました。次も1.5マイルのオーバルですが、どんなレースをしたいですか?
琢磨:ここまでずっと苦戦が続いていましたけど、今日、ようやく流れを掴めたたと思います。だからこそしっかりとゴールまで走り切れました。チームとしては良い結果だったと思うので、最終戦ではさらに良い結果を残したいですね。
