IZODインディカー・シリーズ第16戦インディジャパンに、大声援を受けて臨んだ佐藤琢磨(ロータス/KVレーシング)だったが、プラクティス1の開始早々にクラッシュ。痛みをこらえながら、プラクティス2に出走を果たした。

IZODインディカー・シリーズ第16戦インディジャパン
プラクティス1:25番手
プラクティス2:22番手

 ついにやってきた日本への凱旋レース。佐藤琢磨は青空の下で始まったプラクティス1回目に午前9時30分、颯爽と走り出していった。

 ところが、5周から6周目へと入るメイン・ストレートでマシン右側からオイル漏れが発生。リヤ・タイヤにオイルを被った琢磨はターン1でクラッシュを喫した。ハーフスピンの後にリヤからセイファー・バリアに激突。全力疾走に入る前の段階ではあったものの、すでに平均時速はすでに190マイルに到達していた。

 幸い、琢磨はインフィールドのメディカルセンターで検査を受け、ドライビングを続けることの許可を得た。KVレーシング・テクノロジーのクルーたちは、アクシデントを起こしたプライマリー・カーを再び走らせるために修理を猛スピードで行なった。

 午後12時30分にプラクティス2回目はスタート。琢磨のマシンはまだガレージの中にあった。修理が完了してピットへとマシンが運び出されてきたのは、午後1時15分だった。この後、IRLはプラクティス時間を1時45分まで延長することを決定。琢磨はインストレーション・ラップを1周、その後に1回のピット・ストップを挟んで25周、トータル26周を走った。

Q:マシンが直って、プラクティス2回目の途中から走れましたね。
琢磨:メカニックたちが迅速な対応をしてくれ、素晴らしい仕事ぶりでマシンを1ピースに戻してくれました。

Q:限られた時間でしたが、どんなプログラムを行えたのでしょう?
琢磨:とりあえず、まずはサーキットになれるということが大事だと考えて走っていました。ツインリンクもてぎはこれまで走ってきたオーバルとはかなり違うのでね。コースを覚えることからじっくりと行かないといけないと思います。

Q:マシンの調子はどうですか?
琢磨:まだ予選に向けて半分ぐらいまでしかマシンの調子は上がってきていません。それでも20周以上を走れたことは良かったと思います。

Q:2回のロングランになっていたのは、マシンのベースとなるセッティングはまずまず良いものになっているということですか?
琢磨:いや、それよりもトラックタイム、走る時間を少しでも多くしてコースを走り込んでいかないと難しい。そういうコースなので、多少セッティングに不具合はあったんですが、ピットでそれを直して時間をロスするよりは、きっちり走り続けた方が得策だという考え方でした。

Q:体の方は大丈夫なのですか?
琢磨:いや、痛いです。痛いけど……大丈夫です。

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