IZODインディカー・シリーズに参戦、11戦目を迎える佐藤琢磨(ロータス/KVレーシング・テクノロジー)は、カナダ・エドモントンで初めての空港でのレースに臨んだ。琢磨はコースレイアウトについて「ほんっとどこを走ってるか分からないですね」と語るも、10番手と上々の滑り出しをみせている。
佐藤琢磨(ロータス/KVレーシング・テクノロジー)
IZODインディカー・シリーズ第11戦 エドモントン
プラクティス1:1分03秒8858 10番手
カナダでの今季2戦目となるエドモントンは、ダウンタウンの空港を完全封鎖して行なわれるユニークなレースだ。今週末のアルバータ州は、緯度と標高の高さから日中でも摂氏21度程度と心地よい天候でスタートした。
滑走路にレイアウトされたサーキットは、想像される通りに超の字がつくハイスピード・コースである。プラクティス1回目、佐藤琢磨は24周を走り、10番手につけた。今シーズンすでに戦って来たストリート・コースと比べ、最初のプラクティスからマシンのセッティングは良く、コースへの習熟も速やかに進められている様子だ。
Q:初めてとなる空港のサーキットはどうですか?
琢磨:ありきたりなコメントかもしれないけど、ほんっとにどこ走ってるかわからないですよね(笑)。
Q:まっ平らで何も障害物がないからですか?
琢磨:平らだし、広いし。インフィールドと言われる部分は普通のロードコースと大差ないんですけど、メインストレートとバックストレートはあまりにも広いので。
Q:コースのコンディションは?
琢磨:ストレートでもバンプは凄くて、それを避けるようにして走らないとならない。ハンドルをまっすぐにしているパートがほとんどない。
Q:まっ平らであるがために、ポジションの低いコクピットからだとコースが見にくいのでは?
琢磨:それもありますよ。エレベーション(高低差)チェンジが無いので見づらいんですけど。ただ、要所にコンクリートウォールがあったり、半分ストリートコースみたいな感じなんで、ものすごくハイスピードなストリートコースで、コーナリングスピードが高い。でもロードコース用のタイヤで走るっていう凄くユニークなレースですね。ロード用タイヤで走る点がここの特徴で、タイヤが暖まりづらいし、グリップも低いですね。
Q:仮設コースでの最初のプラクティスとしてはトップとの差が小さく、ポジションも高いんですが、要因はどこにありそうですか?
琢磨:ランオフエリアが結構広いので、意外と色々と試せました。ただ、要所でヘビーブレーキングが必要なところにはコンクリートウォールがあるので、その辺りはストリートコースと変わらないシビアさがあって、リスクも高いです。それ以外の部分は結構広いので、多少のミスとか、攻め過ぎてもリカバリーが容易にできるっていう部分はありますね。
Q:コースに対する自分の習熟度は?
琢磨:このセッション中にこなせたラップ数というのは少ないと思います。1周1分ちょっとのサーキットなので、20数ラップ。特に最初の5ラップはまったくグリップしなくて、ちょっとワケがわからなかったんですけど、最後の10ラップはかなり良いデータが取れたと思います。次のセッションの真ん中までには、しっかりと、コースを攻めることのできるレベルにまで持って行って、その先へと繋げて行きたいですね。
Q:今回は走り始めからマシン・セッティングはなかなか良いということですか?
琢磨:そうですね。去年、一昨年のKVレーシング・テクノロジーのデータと、今年のトレンド、そして今回初めて採用されたエドモントン用のブラック・タイヤという組み合わせに向け、予測セッティングはそんなに大きくは外れていなかった。いい方向だと思います。
