日本やヨーロッパでスポーツカーレースに挑戦しているジェントルマンドライバー、小林賢二が11月3日にアブダビのヤス・マリーナで決勝レースが開催されるポルシェ・モービル1・スーパーカップに挑戦することになった。
ポルシェ・モービル1・スーパーカップは、世界的に開催されているポルシェカレラカップの中でも頂点に位置するシリーズであり、“世界最速のワンメイクレース”の中でもさらにハイレベルにあると言える。今季からこのスーパーカップだけが新型のタイプ991にスイッチしているのも特徴だ。
そんなスーパーカップにはこれまでほとんど日本人が挑戦したことはなかったが、ふだんは埼玉県さいたま市で歯科医院を開業するジェントルマンドライバーとしてル・マン参戦を狙い積極的な活動を展開している小林が、このスーパーカップに挑戦することになった。
小林はスーパーGT300クラスへのスポット参戦はもちろん、昨年のWEC富士戦やドバイ24時間など、海外のレースにも積極的に参加している。今季は1月のドバイ24時間にマクラーレンMP4-12C GT3で参戦したが、その時のチーム、ドイツのMRS GTレーシングから今回のスーパーカップ挑戦が実現した。
すでに小林は6月に最新の991カップカーをドライブしていたが、スケジュールの関係で参戦はこのアブダビ戦にずれこんだ。しかし小林は、「10年間カレラカップに参戦し、日本で一番カップカーに精通していると自負しております。そんなカップカーが今年F1の前座で行われるスーパーカップだけが新型の991にスイッチし、どうしても最新のカップカーで今年レースしたい! というオファーにMRSチームが応えてくれました」と喜ぶ。
「このスーパーカップは世界最高レベルのワンメイクレースで、これから世界のツーリングカーレースで活躍するであろう期待の若いドライバー達が凌ぎを削っています。そんなレースに日本人のアマチュアドライバーが参戦しても結果は想像つきますが、自己満足は承知の上で自分が2001年にポルシェカレラカップに参戦し始めた時からの夢のレースにチャレンジします!」
「この私の挑戦を知って、日本人の若いレーシングドライバー達が少しでも海外のレースにチャレンジし活躍してくれれば」と意気込みを語る小林。ジェントルマンドライバーとして夢に挑戦し、F1の前座という大舞台でどんなレースをみせてくれるのか、楽しみにしたいところだ。
