IRLインディカーシリーズにアンドレッティ・グリーン・レーシングから参戦中の武藤英紀。トロントとエドモントンの間のつかの間のタイミングで帰国した武藤をインタビューした。ひさしぶりの日本ではバーベキューなども楽しんだと言う。

──これまでのシーズンに点数を付けるなら?
武藤:今はやっと“ゼロ”という感じなので、これからですね。

──昨年に続き表彰台に上がりましたが、アイオワは得意なコースですか?
武藤:みたいですね。自分でも意識してなかったんですけど、走りはじめの時から『去年と雰囲気似てるな……』みたいな(笑)。

──シーズン前に宣言があった、“初優勝を挙げられそうなサーキット”は?
武藤:もてぎまでで言うとケンタッキー、それに比較的路面がフラットで、AGRのマシンに合っているミドオハイオ、シカゴランド辺りですね。

──では初優勝はケンタッキーですか?
武藤:頑張ります!

──ドライバーとしての武藤選手の目標は?
武藤:まずは初優勝ですね。可能な限り優勝したい。優勝してないのにチャンピオンを目指すとかいうのはおかしいし。

──リッチモンドのレースでは優勝も見えました。
武藤:勝ってもおかしくないレースでした。シーズン前に掲げた目標は嘘じゃないことが確認できただけでもよかった。トップを走っていても落ち着いていられたんですよ。あのままレースの後半にいってもまったく動揺はなかったと思う。それくらい(優勝に向けて)精神的な準備はできています。

──じゃあ優勝しても、『おぉ! 優勝した!』という感じではなく……
武藤:普通にチェッカーを受けたでしょうね。

──ツインリンクもてぎでのインディジャパンがあと2カ月に迫ってきましたが、インディカードライバーになる前に観戦はしていたのですか?
武藤:2004年から2006年まではもてぎのスタンドで観戦していました。僕はまだぺーぺーのF3ドライバーだったんですが、隣に道上(龍)さんがいて、『あ〜道上さんだ!』という感じで(笑)。戸田(幸男)さんと見に行ったんですが、その頃から道上さんはもうトップ中のトップでしたから、『お〜話しかけてくれたよ!』みたいな(笑)。(松浦)孝亮さんが走っていて、戸田さんに『武藤君もああいう風にならないかんよ』と言われたのは覚えています。

──その時、自分がインディカードライバーはになると想像していました?
武藤:インディカードライバー、F1ドライバーになりたいというのはありましたけど、まだ自分が上がっていけるかは不安がありました。でもやっぱり夢ですよね。かっこよく映りました。

──では最後に。ズバリ、インディジャパンの目標は?
武藤:もちろん優勝したいですね!

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