平川「次の鈴鹿は得意なので結果を出したい」

KYGNUS SUNOCO Team LeMans
2013年全日本選手権スーパーフォーミュラ

#7 Team KYGNUS SUNOCO YAMATO
第6戦レースレポート（速報）

開催日
予選：2013年9月28日（土）
決勝：2013年9月29日（日）

サーキット
スポーツランドSUGO（1周3.704km）
決勝周回数68周（251.872km）
ドライバー
平川亮
順位予選：10位/ 決勝：リタイア（56周目）
シリーズランキング
平川亮：11位／5ポイント（今回0）
チーム（＃7＋＃8）：2位／36ポイント（今回0＋10）

■混戦のレース、エンジントラブルでリタイア
　スーパーフォーミュラでは初走行となる菅生。多くの選手に比べて不利な状況の中、非凡な才能を発揮し上位進出なるか期待が懸かった。

予選（天気：晴れ／コース：ドライ）
　今回の予選は第4戦とは異なり、Q1（全⾞19台）、Q2（Q1上位14台）、Q3（Q2上位8台）で⾏われた。平川選⼿は事前に⾏われた朝のフリー⾛⾏では1番最初にコースイン、SF⾞両でのドライビング、セッティング、バランスなど様々な項目を確認し予選に臨んだ。

　13時10分から20分間で⾏われたQ1では先ずフリー⾛⾏で使⽤したユーズドタイヤでバランスを確認後、早めにコースインし1分7秒310を出して13位でQ2に進出する。続いて⾏われた7分間のQ2では⾃⼰タイムを0.5秒以上縮め1分6秒800を記録するも、10位となりQ3進出はならなかった。

　1位はチームメイトのロイック・デュバル8号⾞、2位16号⾞、3位2号⾞。

決勝（天気：晴れ／コース：ドライ）
　気温22℃、路⾯温度29℃というコンディションの中、68周で争うレースは15：00にフォーメーション・ラップを開始。スタートは上⼿く⾶び出すが、目前のグリッドにいた15号⾞がストールしてしまう危うい場⾯に直⾯する。それでも平川選⼿は反応良く回避して⾒せ、ポジションアップを⼿に⼊れたかに⾒えたが、この回避⾏動のロスの隙を突いた19号⾞に先⾏を許してしまい1周目をグリッドポジションと同じ10位で戻って来る。3周目に38号⾞のクラッシュによりレース早々にSC導⼊となる。リスタートは8周目、先⾏する19号⾞を抜群の加速でオーバーテイクすべくサイド・バイ・サイドになった際に接触してしまい19号⾞は1コーナーでクラッシュ、再びSC導⼊となる。チームはこの周でピットインを指⽰、（ピットインしていない⾞両もあるため⼀時的に）15位となる。リスタートは12周目、再び抜群の加速を⾒せ41号⾞を抜き14位となる。その後、24周目に62号⾞を抜き13位、27周目には18号⾞クラッシュによる3度目のSC導⼊の混乱もあり32周目リスタート時点で11位、37周目には40号⾞のコースアウトで10位、52周目には32号⾞のペナルティーストップもあり9位に順位を上げる。

　その後も先⾏する⾞両を果敢に攻め⽴てるが、56周目のS字コーナー⽴ち上がりでエンジントラブルにより白煙を上げストップ、リタイアすることとなった。

平川亮選手のコメント
⾞両は悪くなかったのですが予選は上⼿く纏まりませんでした。コースコンディションの変化など勉強になったので次に繋げます。レースはSCが何回も⼊る中、荒れた展開でも順位を少しずつ上げたのですがエンジントラブルで最後はストップしてしまいました。次の鈴⿅は得意なので結果を出したいです。

土沼監督のコメント
初めてスーパーフォーミュラマシンで⾛る菅生でしたが、予選はリズムに乗れませんでした。学習能⼒の⾼い選⼿なので次に繋がる何かを掴んだと思います。レースは荒れましたが⾞両を上⼿くコントロールしてコース上に留まってくれました。徐々に順位を上げてこれからという時にエンジントラブルで申し訳ないことをしました。次の鈴⿅で実⼒を発揮させてあげられるようにします。