イギリスGPの舞台となるシルバーストン・サーキットに今年から豪華なピット&パドック施設が加わっている。
オールドコースとして知られるシルバーストンは、昨年のグランプリを前にコースレイアウトが大幅に変更され、今年からはクラブコーナーの先にスタート/フィニッシュラインが設けられた。
それに伴い、新たなピットとパドックを備えた複合ビル「ザ・ウイング」も登場し、かつての高速サーキットの面影を残しつつ、モダンなサーキットへと生まれ変わった。新たに完成したピットエリアには、ピットウォールとピットロードの間に芝生のエリアが設けられるなど、これまでにない造りにもなっている。
およそ36億7000万円が投じられたザ・ウイングは、高さが30mあり、全長は390mにもなる。施設内部も41のガレージとレースコントロール、メディアセンター、VIPゾーン、3つの大きなホール、会議施設、ビジネスセンター、100席を収容する講堂など、最先端のサーキット施設を誇っている。