IZODインディカー・シリーズ第15戦インディジャパン・ザ・ファイナルにスポット参戦した武藤英紀(AFS/サム・シュミット)。久しぶりのインディカー・レースを母国日本で戦った武藤は、早いピットストップ作戦がうまくいかず18位で終わったレースを語った。

「今日は2周目にピットストップするという変則的な作戦を採りました。まわりとは違う作戦をとってペースをあげて走るというのが僕がやるべきことでした。前のギャップもつめられて作戦はうまくいっていたと思います。ただ、イエローコーションが出たタイミングぎりぎりでピットインしてしまい、ピットがクローズドになってしまいました。もう止まることも、進路変更することもできず、結局ドライブスルーするはめになってしまいました。せっかく築いたマージンをすべて失い、その状態でもう一度ピットインするはめになりました。自分の作戦が裏目に出た形になってしまったわけです」と振り返る武藤。

「そこからペースは悪くありませんでしたが、集団から抜け出すことができませんでした。チャンスはうかがっていましたが、厳しい戦いでした。18、19番手を走っていたので気持ちが乗らなかった部分もありますが、日本でのレースということで最後まで攻めて走りました。最終ラップで接触がありましたが、最後まで攻めて走れましたので、インディジャパンで力は出し切れたかなと思います」

「久しぶりに昔の仲間に会ったりもしましたが、あらためてキャラの濃いドライバーが集まったシリーズだと思いました。フェアに戦おうという姿勢が見えて、勝負しやすいシリーズだと思います。スポット参戦でしたが本当に楽しかったです」と久々のインディカーでのレースを楽しんだようだ。

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